編み物を始めたきっかけと道のり

 ブログを始めたばかりなので、ご挨拶を兼ねて、編み物を始めたきっかけと、現在までの道のりを、書いてみました。いろんなことを思い出しながらいままでを振り返る良い機会でした。
 できる限り短く書いてみましたが、それでも長い……。お付き合いいただければ幸いです。

編み物を始めたきっかけ

 小学校低学年のころに、母から編み物の手ほどきを受けたのが最初だったと記憶しています。編み上がった生地がガーター編みだったのを覚えているので、おそらくそのとき教えてもらったのはメリヤス編みだけだったのだと思います。なにかを作ったという記憶はありません。ただメリヤス編みだけを繰り返していただけでした。

かぎ針への興味

 小学校3〜4年生ごろ、毎月購読していた某月刊少女漫画雑誌に、かぎ針で編むマフラーの作り方を解説した小さな冊子の付録がありました。鎖編みと長編みだけでできるマフラーで、フリンジをあしらい、たくさんの小ちゃなリボンを編み地に結んで完成、となっているものでした。これを見てぜひ作ってみたい!という気持ちが湧いてきて、母の持っているかぎ針を借りて、冊子を見て母にかぎ針の編み方を教えてもらいながらマフラーを完成させました。初心者によくありがちな、だんだん編み方ゆるくなってしまった、長ーい台形の不恰好なもので、リボンは付けませんでしたが、作品を完成させたことで大満足した覚えがあります。

私もベストが編みたいけど……

 中学生になって、一緒に編み物をやっていた同級生が、彼女の母親に手伝ってもらいながら編んでいたベストを完成させました。交差編みがほどこされたそのベストはとてもステキで、彼女がそれを制服のジャケットの下に着ていたのがどんなに羨ましかったことか。当時は、編み物を教えてくれる人はおらず(母は面倒臭がってもう教えてくれなくなった)、当然セーターの編み図の読み方も分からまま。セーターはおろか、ベストを編み上げるのに必要な知識は何一つ知りませんでした。もっぱら簡単に編めるマフラーや帽子などを時間をかけて編んでいました。

セーターの編み図の読み方を知る

 そんなこんなで大学生になり、初めて親元を離れ父方の叔母の家で下宿を始めました。そこで初めて知ったのは、叔母が編み物の先生をしていたことでした。このときに、叔母に編み図の読み方を教わり、これでやっとセーターやベストといった大物を編めるように進化することができました。このときにセーターを2枚完成さていますが、気恥ずかしくてほとんど着ることはありませんでした。

編み物をする時間が捻出できなかった時代

 大学卒業後は仕事に忙殺されており、土日はただ寝るだけの生活で、編み物をする時間をなかなか捻出できませんでした。ただ、友人の出産祝いに、3色の毛糸を使ったグラニーブランケットを作ったことはありました。このときは、ブランケットのモチーフを常に持ち歩き、時間を見つけてはものすごいスピードで編んで完成させました。それ以外はなにかを作った記憶がありません。毛糸を買ったり、本を買ったりはしていたのですが、ただただ眺めるだけでした。

編み物熱が再燃

 編み物熱が再燃したのは、結婚がきっかけでした。結婚後渡独することが決まっていたので、引っ越しの荷物の中に母から譲ってもらった棒針セットとかぎ針セットを入れ、ドイツへ移住しました。渡独後しばらくはかぎ針でブランケットのピース編みに熱中していました。ストールもかぎ針で作りました。棒針はなぜかこのとき苦手意識が少々あって、なかなか取り掛かることがなかったのですが、安価な輪針セットとの出会いで一変しました。

輪針セットとの出会い

 ドイツにはTchiboという、ドイツ国内であればどこでも必ず見かけるチェーン展開をしているコーヒーショップがあるんですが、ここは同時に、洋服を始め日用品や家具なども販売しています。店頭には週がわりで商品が並び、見目華やかだったので、これらをショーウインドウで眺めるのが好きでした。ある日、輪針のセットが店頭に並んでいるのを見かけ、どうしても欲しくなり、数日悩みましたが結局購入。輪針でMagic Loopを覚えると、輪針ばかりで何かを編むようになりました。

英語パターンで編み上げた

 Ravelryを知ったのもこのころ。Pinterestで見つけたとてもステキなデザインの帽子を編みたくて、意を決して英語パターンに挑戦することになりました。それで略語の意味とやり方を少しずつ覚えました。そして、書いてある文章通りに編んでいけば作品が完成するということにも衝撃を受け、それまでちょっと苦手意識があった棒編み(Knitting)に傾倒していき、現在に至ります。

 かぎ針はいまでも大好きなのですが、たまに編むくらいで、いまはもっぱら輪針ばかりで何かを編んでいます。

 最後までお付き合い、ありがとうございました。

にほんブログ村 ハンドメイドブログ 編み物(個人)へ 

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です