トラムで起きた不思議な体験


 昨夜(2026年7月16日)、街中から離れた場所にあるお気に入りのレストランで食事をしたのち、街中へ戻るためにトラムU14を待っていたときのこと。
 いつもなら終点(Mühlhausen)行きのトラムばかりなのに、そのときだけは途中のHeslach Vogelrain(U1と乗り換えができる駅で、私たちはここでU1に乗り換える必要があった)行きでした。そのトラムが到着したので乗り込もうとトラムの扉のボタンを押したのですが、全然開かない。ほかの扉を押しても同じだったので、運転席まで行って窓をコンコンと軽く叩いて運転士さんに乗りたいことを身振りで伝えると、慌てたように扉が開くよう操作してくれて、先頭車両に無事乗り込むことができました。

 しかし、乗り込んだら何だか分からないけど違和感があったので、車内を見回してみたら、乗っているのが私たちだけ。それに、到着したときに2両編成だと目視してるのに、なぜか後ろの車両の繋がれているところが真っ暗で何も見えなくなっていたんです。しかも、U14に乗ったはずが、車内掲示にはU8とあってビックリ。U14に乗ったはずなのに間違えちゃった⁉︎ と一人大混乱(夫が冷静で助かった……)。このU14の路線は、乗った駅からそのトラムの終着駅であるHeslach Vegelrainまでは一直線でほかの線の乗り入れはないので、まったく違う場所に連れて行かれることはないだろうと、ひとまず自分を落ち着かせました。
 冷静さを取り戻したら、今度は駅到着前の車内アナウンスが一切ないことに気づきました。でも駅にはちゃんと停まる。不思議なことに、どの駅にもトラム到着を待っている人が誰一人としていなかったんです。乗り込んでくる人も当然いないし、トラムも停車20秒足らずで出発するし、後ろを振り返っても相変わらず2両目は真っ暗で見えないし、普段ならありえない状況に段々と不安に駆られました。

 やがて車両はHeslach Vogelrainに到着し、ホームに人がいるのが見え、少しホッとしました。到着しても降りられなかったらどうしようかと思っていましたが、それは杞憂に終わり、ホームに降り立ってようやく安堵。停まったホームの反対側にU1が停まっていたのでそれに乗り込んだら車両はすぐに出発し、Heslach Vogelrain駅をあとにしました。その後U1で停まった各駅では、もちろん駅には人はいるし、乗り込んでくる人や降りる人もいるし、変なことは何も起きず、私たちは目的の駅で降りたのでした。

 いったいあれは何だったんだろう。冷静に考えて、おそらくあのトラムは元々U8を走る車両だったのだろう、だから車内に流れるはずの駅到着前の自動アナウンスができなかったのかなーとは思うのですけどねえ……。5駅くらいの間、深夜の時間帯でもないのに駅のホームや駅周辺に人がまったくいなかったのは本当に不可解でした。変な世界に迷い込んだかと思ったよ。夫が一緒だったので良かったですが、一人だったら確実に冷静さを失っていたと思います。

 トラムを降りたあと、夫とあの不思議な状況について話をしていたら、2両目が繋がってるところが真っ暗で何も見えなかったよねーと話したら、夫から「何言ってるの。後ろの車両、ちゃんと見えてたでしょ」と言われて、ちょっと鳥肌が立ちました。
 
にほんブログ村 海外生活ブログ ドイツ情報へ 

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です