ドイツとイギリスのセルフレジでは、おつりが想定以上の細かい小銭で出てくる
ドイツとイギリスで経験した、セルフレジでのおつりのこと。
イギリスに住んでいたときは、備え付けの冷蔵庫がとても小さくまとめ買いができなかったこともあって、毎日何かをちょっとずつ買い足すことを余儀なくされていました。そんな場合、大量に物を買っている人の後ろに並ぶと時間がかかることもあって、基本的に少量買い向けのセルフレジが便利だったので、よく使っていました。イギリスの大手スーパーのほとんどにありましたし、ドイツでもセルフレジが徐々に導入されているようです(イギリスほどは見かけないけど)。
このセルフレジ、実はちょっとした曲者。あるとき、たくさんの小銭でお財布がパンパンに膨れ上がっていたので、膨らみを和らげようと、端数を細かく出しました。おつりは£1ですむようにお金を入れたら、出てくるのは当然£1コインだと思うじゃないですか。しかし、出てきたのは£1コインではなく、細かい小銭が大量に出てきました。その合計£1。お財布に入れる小銭がさらに増える、なんてことがイギリスのスーパーではほんっっっとによくありました。
実は、ドイツでもこれはよくあります。ただ、普段はコンタクトレスのクレジットカードで支払うことがほとんどだったので(再度ドイツに住むことになるまでは、いつも現金での支払いだった)、そんなことになることはほとんどなかったのですが、たまーに現金で支払うとそれが高確率で起きます。おつりを€1や€2、または50セントにすることができたとき、それぞれ1枚のコインで出てくることを想定していると、出てくるのはジャラっと細かい小銭……。大袈裟ですが、ちょっとした絶望を味わいます。おつりが€5だと、お札で出てくることが多いんですけどね。
と、そんなことが昨日もありました。おつりを€1にしましたが、出てきたのは20セント3枚、10セント2枚、5セント3枚、2セント2枚、1セント1枚。小銭を減らすつもりが、逆に増えたっていうね……。
少なくとも、イギリスとドイツでは何度も経験している『キリのいい金額がおつりになるようにしても、ものすごく細かい小銭で出てくる』というあるある。これ、ほかの国でもそうなんでしょうか。ちなみに、対面式のレジでは、こんなことは滅多にありません。
コロナ前に日本へ帰国したさい、とあるスーパーでセルフレジが導入されていたのを見たのですが、もういまは一般的なんでしょうか。そこでの釣銭事情も同じなのか、気になるところです。
ちなみに、こんな目に遭わず、確実に小銭を減らす方法はあります(私が知っているのはスーパーのセルフレジのみでできること)。
出てきた合計金額の端数をまずは小銭で払い、残りをカードで支払う。コレです。たとえば、写真のレシートにある合計金額€9,55のうち、先に小銭で€0,55(55セント)を入れたら、支払い方法をカードに選び直して、残りの€9をカードで払えばいいのです。夫曰く、イギリスでもこれができたそうです。ドイツでも同じことができることを知ったのは二、三か月前で、お財布がパンパンになったらときどきこの支払い方法をやっていました。ただ、昨日はたまたまカード支払いをせずに現金で払っちゃったんですよね〜……。はあ、がっかり。次に行くときは、また小銭減らしをしなければ。