同時編みの利点と欠点を改めて考えてみる
3 Leavesの片方が編み上がったので、ここからは友人へのプレゼントを編むのに専念しようと、現在くつ下を編み進めています。3 Leavesがそうだったこともあって、Toe-Up つま先から編むくつ下にすることにして、どうせだったら同時編みに、と左右を一緒に編むことにしました。くつ下で同時編みをしたのは、Casual Lace(リンク先:ブログ内記事を編んで以来、約10か月ぶりだったみたいです。ただ、模様編みが移動するタイプだったので、途中で一足ずつに分けて編みましたけどね。
同時編みは、くつ下を編むようになってから知った手法です。同時編みは何もくつ下だけではなく、セーターの袖やミトンなど、同じものを編むさいに使えるので、一度覚えるととても便利だと思うことが多かったです。
しかし、同時編みには欠点もいくつかあります。今回はくつ下を編むさいの利点と欠点について考えてみようと思います。まずは、利点・欠点が何かをそれぞれ書き出してみました。細かいことを言えばいろいろと挙げられますが、まとめると下記のようになると思います。
【同時編み 利点】
【同時編み 欠点】
同時編みの利点は、同じことを同時に行えること、これに尽きると思います。左右で同じことをしていけば、同じ段数・形のくつ下ができるのですから、こんなに便利なことはありません。片方ずつだと、同じものをもう一度編むために、何段編んだか、どこで何をしたのかなどをメモしておく必要があるからです。また、糸の伸張(テンション)がほぼ同じくらいで編めるので、二つの出来に差があまり生じないのも利点だと思います。
同時編みの欠点は、同じものを二つ編んでいるので、編むのに時間がかかる点。片方ずつだったら倍の長さが編めているところ、同時編みだとどうしてもいつもの半分になってしまいます。個人的には、片方ずつを編んで両方にするのと、同時編みとでは、だいたい同じくらいの時間で出来上がっているとは思うのですが、目の前のものがなかなか進まないのを見ると、ちょっとストレスに感じてしまうので、それは個人的な気の持ちようかもしれませんね。そして、これこそが同時編みの最大の欠点だと思うのですが、針にかかっている左右とも中央側は目の移動が自由にできないので、ToivojarvやCasual Laceのような模様が少しずつ左右に移動していく場合は同時編みができません。ただし、これは非常に特殊な場合なので、ほとんどはあまりそのことを気にしなくても同時編みはできると思います。ほかにも、2本の糸を操ることになるので、それを捌く面倒さがありますが、欠点となりうるほどの欠点ではないように思い、ここには挙げませんでした。
こうやって見てみると、同時編みはとても便利な手法です。今回はくつ下を編むのに、メリヤスのみという単純な編地のため、同時編みの利点が活かせそうだと思って選びました。逆に欠点は、個人的な気の持ちようだったり、物理的にできないことが挙げられました。あとは面倒かどうか、でしょうか。二つを編むので面倒さが増えるのは仕方ないことだと思えるので、同時編みをもっと使っていってもいいのかもしれません。たとえば、先日片方が編み上がった3 Leavesは、同時編みをしてもよかったかな、と片方を編み上げて思いました。
同時編みは、ほかにもこういうところが便利だ、こういうところが欠点だ、と思うことがあれば、この記事に書き足していこうと思います。
Yukaさん、こんにちは。
同時編み、手袋でもやります。サイズが合うのが、いいなぁと思って。
でも、おっしゃる通り、進行が遅くて、ちょっぴり切ない…
その代わり、「完成!」って感覚が、一度だけですから、そこが良いのかも(*´ー`*)
実は、この連休、漸く、靴下のCOをして、左右のあるつまさきを編始めたのですが、
どっちも右のつま先に!
そんな失敗、あまり無いと思いますが、そういう事も、欠点??
(手袋では、失敗はありませんでしたが…)
今回は、自分の足型にフィットするつま先にしたくて、COに先立って、試し編みをしたのが、右足だったので、そのせいかと…
毛糸と模様の相性で悩みつつ、「とにかくつま先に編んじゃおう!」と、編み始めたは良いのですが、余計なこと考えていたら、ダメですね。
目印に、色違いのclipを上手に使って、失敗回避です♪♪ p(*´∀`*)q
お友だちのための靴下、楽しみですね。
ポップなさし色も、黒の地色で、控えめな感じ。素敵ですね。
えいこさん、コメントありがとうございます。
手袋でも同時編みをされるんですね! 私はまだ未経験です。いつかやってみたいと思っていますが、手袋を編む機会があまりなくって、いつになることやら……。
くつ下もパターンによってはそうですが、手袋はとくに左右で編み方を変えなければならないので、えいこさんのようなことも「あるある」だと思います。実は私もやったことあります……(笑)。