腹巻きを編むとき、一段の目数をいくつにするか ~ゴム編みの腹巻き


 日中の気温が15~16℃の日が続いています。夜になると気温が一桁になることもあるので、家のなかにいても、窓際は寒く感じるようになってきました。
 夫が自宅で仕事をするさいは、その寒い窓際にデスクがあるのでそこにずっといるのですが、やはり寒いようで、最近は湯たんぽが欠かせなくなってきています。

 あるとき夫に『腹巻きみたいなのがあればなあ』と言われました。確かに、腹巻きがあれば、夫がお腹を冷やすことが減るでしょうし、湯たんぽをお腹にあてて腹巻きで止めることもできます。いままで腹巻きを編もうと思ったことがなかったのですが、そう考えると夫には必要かもしれないと思い、編むことにしました。パターンは、何かの雑誌(電子版。雑誌名は失念しました)を読んでいたときに見つけた、2目ゴム編みだけで編む『ゴム編みの腹巻き』に決定。
 パターン『ゴム編みの腹巻き』では、4 plyのソックヤーンを3.00mm針で編むことを想定し、一段の目数を220としています。この目数は、パターンに書かれている2目ゴム編みでのゲージ49目(!)37段が基本となっています(周囲45cm)。夫は、体は細いですが、肩幅があり、足が筋肉質で太いため、この目数を信じて編み始めると、お腹まで腹巻きが到達できない可能性もあります。
 
 じゃあ目数はどう設定しようかと悩んだときに見つけたのが、『【初心者手編み】簡単!男性用腹巻きの編み方』(梅ぶろぐ)にある、目数を出す計算方法です。リンク先にある記事から計算式を引用します。

ウエストのサイズから、一段目の目数を出します。
ウエストサイズ(cm)× 0.9 ×(ゲージの目数÷10)
二目ゴム編みは4目でワンセットなので、出た数字を4の倍数にすればOK。
 
引用元:【初心者手編み】簡単!男性用腹巻きの編み方(梅ぶろぐ、2013年12月09日)

 これはつまり、ウエストサイズからゴム編みの伸縮分10%を引き、これに自分のゲージの目数を1cmにしたときの数字をかけて、一段の総目数を出すということですね。
 この計算式にもあるように、まずは自分のゲージをとらなくてはなりません。さっそく、パターン通りの針と、4 ply糸(上の写真の毛糸)で、2目ゴム編みのサンプルを編んでみることにしました。今回、段数はあまり重要ではないので、目を数えることができるくらいまでしか編みませんでした。

 メジャーを置いて、ゲージをとります。まち針を置いて、その間の目数を数えてみました。2目ゴム編みは表2裏2の4目なので、表目の畝だけを数えると9つ。そして最後は表1目。つまり、10cmで37目というゲージがとれました。自分のゲージを考えると、『ゴム編みの腹巻き』にあるゲージ49目って多いなあ。私がこの数字を出すには、2.00~2.50mm針くらいでないと出せないかも。

 さて、ゲージが出たので、前述の引用にある計算式で目数を計算すると、次のようになります。

 ウエスト76cm × 0.9 × (ゲージ37目 ÷ 10) = 253.08
 →この答えから一番近い4の倍数にすると 252

 ということで、一段の目数は252目と決まりました。よし、これで編み始められます。
 ただ、9月中は現在編み進めているセーターDriftwoodを最優先しますし、10月からはくつ下のプロジェクトを始めたいので、その合間合間に腹巻きをちょっとずつ編み進めていく感じになりそうです。これから冬に向けてどんどん冷えてくるので、腹巻きも急いで編みたいところですが……。
 
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4件のコメント

  • 初めまして、こんにちは。在米で編み物は超初心者で靴下も編んだ事ありません。とても楽しいブログで一気に読ませて頂いています。こんな可愛いBoxがあるならドイツに行ってみたいって思ってます、クリスマスマーケットの様子をyoutube で見て夢見てます。

    • Gigiさん、はじめまして。コメント、そしてブログを読んでくださってありがとうございます~!
      Boxというのは、写真にある輪針を入れる箱のことでしょうか? 編み物の針を入れる箱があることを知ったのはドイツに住みはじめてからで、たまたま3年くらい前の蚤の市で見つけ購入したものです。使いやすい上に、妙に味のあるイラストがお気に入りです。
      ドイツはクリスマスマーケット発祥の地なので、小さな町から大きな都市まで、大小さまざまのクリスマスマーケットが開かれていて、冬の時期の楽しみでもあります。アメリカからですとドイツは少々遠いかもしれませんが、いつか訪れることができるといいですね!

  • お返事ありがとうございます。はい、輪針を入れる箱の事です、いかにもドイツって感じで好きです。
    ちょっと昭和の匂いもする様な?トランジットでフランクフルトには良く立ち寄ったのですが、何故かクリスマス時期に
    行った事が無いので将来行くのを楽しみにしています。ブログ楽しみにしています。Gigi

    • ドイツのこういった古い小物は、妙に味のあるものが多くて、蚤の市を覗くのが毎回楽しみです。
      ドイツに来てドイツを堪能できるときが来るといいですね! そのときはぜひ楽しんでください〜。

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