シュトゥットガルトの街に佇むベルリンの壁の一片

夏時間になって、夫と中心街周辺を散歩していたときに、見覚え?のある大きなコンクリートが立っているのを見つけました。これは、ベルリンの壁の一部なんです。壁崩壊後、ドイツ各地に壁が散らばっていることは知っていました。こうして野晒しでひっそりと置かれている壁を見るのは10年ぶりかもしれません。以前住んでいた街にも壁の一部が置かれていたんですが、とくに記念碑的なものとしてはGoogle Mapsでは登録されていないようでした(ストリートビューでは見られましたが、4年前の画像なので、いま現在はどうなっているかは分からず)。
チェーンでぶら下がっている看板に見立てた枠のなかに、You Are Leaving The American SECTOR / Vous Sortez Du SECTEUR Americain(どちらも「アメリカ管轄区域を離れようとしています」とかそんな意味)と書かれていました。これはベルリンの壁があったころ、国境検問所(チェックポイント)の西側に掲げられていた言葉です。でもこの壁にあるのは、ただのイタズラ書きでしょう。写真に撮ったスプレーで文字や絵が描かれている方が西側を向いていたのは明らかで、ここでは写真に撮りませんでしたが(そのうちちゃんと撮ってここに掲載するかも)、裏側は何も書かれていないただコンクリートの壁です。西と東では状況があまりにも違っていたことを物語っています。久しぶりに感じたなあ、このなんとも言えない、うっすらとした怖さ。以前住んでた街に置かれていた壁にも、東側を向いていただろう壁には、イタズラ書きのような類いは一切ありませんでした。
まさかシュトゥットガルトで壁を見つけることになろうとは。あることすら知りませんでした。こういったベルリンの壁の一片は、ドイツならわりと見つけやすいかもしれません。ただ、いろんな形で作り直されたりして展示・利用されていることも多いそうなので、一概には言えませんが。
◎Stück Berliner Mauer
Konrad-Adenauer-Straße 3, 70173 Stuttgart