ゲッティンゲンでの住民登録


 昨日、役所へ行って住民登録(というか、転入届のようなもの)を済ませました。もともと、ドイツでは入国して二週間以内に住民登録をする必要があるのですが(私の場合は入国して13日後での登録でした)、いまはコロナ禍のせいなのか予約枠がひと月先までいっぱいなので、二週間以内という本来の期限が延びているようです(2021年5月現在)。

 ひと月先まで住民登録を待たなければいけないのかと思うとかなり不安ですが、これを少しだけ早めることは可能です。役所の住民登録予約ページを定期的に確認していると、たまに早い日程に空きがでることがあるのです。見つけ次第すぐに申し込まないとあっという間に予約が埋まってしまいますので、タイミングを逃さずに申し込めばOK。私の予約も、本来であれば5月の末以降からしか予約が取れなかったのですが、ちょこちょこ予約の空きを確認していたら、早い日程(5月10日)に空きが出たのを見つけ、急いで申し込んで予約を確保できた、というわけです。
 手続きは複数の場所で行っているようで、夫は家からほど近い新市庁舎 Neues Rathausで手続きをしたようですが、今回私が手続きに向かったのは、家から北へ少し離れたヴェーエンデ Weendeにあるゲッティンゲンの行政機関 Stadt Göttingen Verwaltungsstelle Weendeでした。手続きにどこへ行くのかは、予約時にもウェブサイトに表示されますし、予約完了時に届くメールにも書かれています。

 今回私たち夫婦は別々にドイツ入りをしていたため、すでに住民登録を済ませている夫とともに役所へと足を運びました。一緒に住んでいるため、その方が手続きがスムーズになるだろうと思ったからです。
 必要書類は下記でした。

◎パスポート(夫婦二人分)
◎居住証明書(Wohnungsbestätigung、住居管理者に用意してもらう書類)
◎婚姻証明書(日本の戸籍謄本とそれを英訳したアポスティーユ付きの書類)
◎婚姻証明書(Heiratsbescheinigung、以前デュッセルドルフ総領事館で発給してもらった、婚姻関係にあることを証明したドイツ語訳の書類)

 これらとは別に、私たちは以前ドイツに居住経験があるため、ドイツでの最終居住地の住所が必要でした。これはその場でメモに書いて渡しただけで、何か書類が必要だった訳ではありませんでした。

 最初にHeiratsbecheinigungを見せたら、これの大元になる書類(つまり戸籍謄本)を提出するよう言われ、持参した英訳の婚姻証明(2018年にドイツからイギリスへ引越すさいにビザ申請に必要で用意したもの)を渡しました。英訳で大丈夫なのかかなり不安でしたが、何とかなりました。

【!注意!】
本来であれば、婚姻証明書はアポスティーユ付きのドイツ語訳を用意する必要があります。私も初めての渡独時にはドイツ語訳を用意しました。ただ、このとき用意したドイツ語訳はどこかでの手続きで原本を持っていかれてしまったため手元には残っておらず、日本から取り寄せるのにも時間がかかるため、今回は仕方なしにそのとき手元にあった英訳をダメ元で提出したというだけです(こんなことがあるので、こういった重要書類は、手続きのさいにはコピーも持参するか、手元にコピーを残しておくといいかもしれません)。英訳でことなきを得て良かったですが、だからと言って、英訳でも大丈夫ということを言うつもりはまったくありません(たまたまかもしれないし)。もしこれから用意しようという方がいらっしゃるのでしたら、必ずドイツ語訳を用意しましょう。
 
 これら以外に、手続きをした事務所では、職員がだれと接触したのかという記録を残しているようで、コロナにかんする書類に個人情報(名前・住所・電話番号・メールアドレス)を記入し、これも提出しました。夫曰く、新市庁舎ではこの書類の記入・提出はなかったそうです。

 そして最後には、大きなタブレットに言われるがままにサインを書き込み、手続きが終了しました。上の写真は、登録手続き終了後に渡された公的証明書 Amtliche Meldebestätigung für die Anmeldungです。

 こうして、ここの住人であることを登録することができて一安心(最近、こんなのばっかり……)。まだビザ申請が残っていますが、こちらも滞りなく手続きがすむといいんですけどねえ……。こういう行政手続きはなかなかスムーズに行かないことがよくあるため、気が抜けない日々はまだ続きます。
 
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