ゲッティンゲンではテラス席での飲食が可能に


 現在、ドイツではすごい勢いでワクチン接種が進められています。ワクチン接種にかんする指標を発表しているページImpfdashboard.deを見てみると、少なくとも第一回目の接種が済んだ人は、2021年5月13日(発表は14日)の段階で35.9%、4月の中旬でやっと20%に届いたころだったようなので、ひと月もしないで35%まで接種が進んだのは、かなり速いのでは? ちなみに、ニーダーザクセン州は37%なので、全国的にも割と高い接種率のようですね。

 さて、ニーダーザクセン州は、今週10日月曜日からコロナにかんする新しい規則が適用されています。つまり、簡単に言うと、ロックダウンの緩和が始まったのです。それにともない、レストランやパブ、カフェのテラス席での飲食が可能になりました。これはうれしい。

 現在州内は、7日間のコロナ発生件数(人口10万人あたりの感染者数)が100以下、2021年5月14日現在でコロナ発生件数は68です。私たちが越してくる少し前からその状態が続いていたようで、ワクチン接種をした人への緩和措置が取られることとなり、必要不可欠ではない店舗も再開され始めました(ただし、いろいろと規制はある)。13日の祝日(キリスト昇天祭 Christi Himmelfahrtでした)に散歩へでかけたら、実際にレストランやパブのテラス席が再開していたのを目の当たりにして、とてもワクワクしました。
 ただ、実際にテラス席に座って飲食を楽しめるのは、24時間以内に受けたテストで陰性であることを証明できる人、少なくとも初回のワクチン接種が終わっていることを証明できる人、完全に回復した人(2回のワクチン接種を終えたって意味?)だけだそうです。そのため、レストランやパブに入ろうと思ったら、その前日または当日にテスト(Schnelltestと呼ばれる簡易検査でいいようですね。検査後15~20分で結果が出るのだとか)を受けなければならないので、誰でもが大手を振って入れるようになるまでには、もう少し時間がかかりそうです。

 この緩和措置は、5月中はずっと続けられますが、コロナ発生件数がこのまま推移もしくは減少していけば、早ければ6月上旬には第二段階の緩和措置へと移行することも発表されています。もしコロナ発生件数が100を超えてしまったら、その3日後にはBundes-Notbremse(直訳すれば、「連邦緊急ブレーキ」)という措置が適応され緩和がストップしてしまうようなので、そうならないことを祈るしか。

 しかし、州政府は第二回目のワクチン接種を推し進めるために、初回接種をこれまでのスピードでは行わないことを発表して、ものすごく批判されていると新聞記事に出ていました(Erstimpfungs-Stopp in Niedersachsen sorgt für heftige Kritik。初回接種だけでもかなりの効果があると分かっているのにこれか、と。なんだかな。今後どうなっていくのか。
 
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