コロナの新たな3Gルールの実施と無料迅速テストの終了


 ニーダーザクセン州は、現在順調にワクチン接種が進んでいて、人口の65%が少なくとも一回目のワクチンを接種していて、55%は二回目のワクチン接種が終了しているのだそうです。Landkreis 郡によっては、人口10万人に対する7日間平均の新規感染者数が100を超えているところもありますが、州で見ると20くらいなので、ワクチン効果がかなり出ているのだろうと思います。しかし、ここまで行き渡ったからか、ここのところは接種のペースが落ちているのだとか。州は少しでも多くの人が摂取できるよういろんなキャンペーンを打っていますし、国もまだ接種していない人は速やかに受けるよう呼びかけています。

 そして、2021年8月10日に、コロナに関する大きな動きがありました。
 少なくとも2021年8月23日までに、ドイツではGeimpfte ワクチン接種者、Genesene 感染からの回復者、Geteste コロナ検査実施者(24時間以内の抗原検査または48時間以内のPCR検査)に対する新たなルール、3G-Regel 3Gルールが導入されることになりました。これまでは、ロックダウンの緩和から、誰もが入ることができた病院やレストランの屋内、屋内でのイベントやパーティーなどに立ち入り規制が設けられ、これらに入ることができるようになるのは、先の3Gを実施した人もしくは証明できる人のみとなるのだそうです。ただし、人口10万人に対する7日間平均の新規感染者数が35を下回る市や郡などでは、各州が3Gルールを部分的に廃止することができるとも言っているので、ゲッティンゲンがあるニーダーザクセン州はどうなっていくのかは、今後の感染者数の増減によるだろうと思います。
 また、これに伴い、現在無料で受けることができるコロナ迅速検査は、2021年10月10日をもって終了し、翌日の11日以降は例外を除き検査が有料となります。

 ロックダウンが一段落し、ドイツはいよいよ次の段階へと動き出した感があります。ただ、これがどう出るのかは分かりません。
 コロナに関する似たような政策が、フランスやイタリアですでに実施されていますが、フランスではこの政策に対するデモが繰り広げられているニュースを見ますし、ドイツでも「国民が分断される」と危機感を訴えている人も多くいると聞きます。ドイツのこの3Gルールの導入と無料テストの終了は、国民全体にワクチン接種が少しでも行き渡るようにするためだと言われていますが、今後どうなっていくでしょうか。
 ちなみに、屋内などでのマスク着用の義務は、2022年春ごろまで続けられるようです。

 ロックダウンがかなり緩和されマスクをせずに外出できるようになり、日常生活を送るのがだいぶ楽になったと思っていましたが、まだ終わったわけではありません。コロナのいろいろは、まだまだ続きそうですね。
 
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4件のコメント

  • やっぱりドイツもフランスと同様の政策になってきましたか。2万平方メートルを超えるショッピングセンターにもパスが必要と言われてたのですが、地方に任せることになり、私の住む北フランスはほぼその措置を免れました。これでユニクロも買いにいける!Søstrene Greneにも買いにいける!
    まだこれから秋冬にかけ患者が増えてきたらまた変わるかもしれませんが、いけるうちは毛糸買ったりいろいろみようと思ってます。

    yukaさん、昨日Søstrene Greneの新しい毛糸カレー色の記事をみたのでコメント書いたのですが、受付られずその後記事が消えたみたいなので、なんでかわからないけどアップ前のが偶然みれてたんでしょうか。ちょっと謎でした(*´∀`) 私も同じ色あったら買っちゃおうかなー。

    • マカロンさん、コメントありがとうございます。
      フランスも地方ごとにどうするのかを委ねているんですね。マカロンさんがお住まいの地域は10万人あたりの7日間平均の感染者数が少ないのでしょう。大きなショッピングセンターで買い物ができるようで良かったですね!

      そして、すみません、マカロンさんがご覧になったのは、間違えて上げてしまった記事の一つです……。普段からいくつか記事を書き溜めていて、それぞれを指定した日時に上げられるようにしているのですが、日時の設定をミスしていることに気づき、慌てて修正をしたため、コメントが受け付けできなかったのだと思います。せっかくコメントを書いてくださったのに、本当にすみませんでした。ご覧になった記事は本日アップ予定です。
      糸ですが、秋っぽくてとてもきれいな発色です。もしお店にまだあるようでしたら、同じ色、ぜひ買っちゃってください! ただ、これは後日記事にする予定ですが、ラベルにないと思っていたロットについて、それらしき6桁の番号があることに気づきました。ラベルをよく見ると分かると思います。小さな級数で数字だけがさりげなく書かれています。購入のさいはこの6桁の番号にお気をつけください〜。

  • 今はバカンスシーズンなのでみんな南や南西部にいくんですよね。北は海も寒くて入れないし人気薄です。戻ってきてからおそらく増えるでしょう。

    記事がみれたのはちょうどはざまだったんですね。何回かトライしたのでコメント複数入ってたらと思ったんですけど、それはなさそうですね。よかったです。

    糸ですが、うちにあるのを見てみました。#の後に書いてある番号ですね。ロットとも書いてなくてわかりづらいですねぇ。先日いったとき、丸ヨークの色と同じものはありませんでした。カレー色あるといいなー。あったら番号確かめて一気に6玉買おうと思います。

    • マカロンさん、北が落ち着いている理由は、バカンスで人がいないという理由でしたか! さすがフランスですね。
      記事のことはご迷惑をおかけしてすみませんでした。記事を下げると、そもそもコメントが投稿されても反映はされないようです。こちらには何も届いていませんでした。
      糸のラベルにある#は、実は色の識別番号なんですよ。ソストレーネ・グレーネのサイトで該当の毛糸ページにあったSpezifikationenを見たら、Farbcode 色のコードと書かれていて、その番号と一致していました。これよりももっと小さな級数で書かれている、ハイフンや記号などが含まれていない6桁の数字があると思います。それがロットの番号です。

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