自作のメモリーシートで間違いを回避

 夏至以降、しばらく暑い日が続いており、編み物をしようとする気がなかなか起きませんでした。
 今週は連日最高気温29℃前後。日本からするとたいした気温じゃないかもしれませんが、クーラーがないので家の中でじっとしていても汗だくになります。昨年7月に39℃を記録した日があったのですが、何もしてなくても暑くて汗が止まらず、長らくできたことがなかった汗疹を発症してしまいました。そんなこともあって、先日やっと扇風機を買いました。おかげで涼しく過ごせるようになり、編み物をしようという気力も湧いてくると思います。


 セーターやカーディガンを編んでいるときに、目の増減を間違えることが多く、そのたびにイライラしては編んだものをほどきやり直しをするので、ものすごく時間を無駄にしていました。何かを編むたびに、気をつけていても一度は必ず間違えていたので、自分に腹が立って仕方がありませんでした。

 こういった間違いが減らせないかネットで調べていたら、「メモリーシート」という便利な道具があることを知りました。日本ヴォーグ社から出ているものです。残念ながらイギリスでは同様のものが見つからないので、見よう見まねで自作したものを使うようにしたところ、目の増減にかんする間違いが明らかに減りました。
 私の場合、Illustratorで作ったものをPDFにして保存し、それをiPadにインストールしているアプリGoodNotesに読み込ませて、Apple Pencilで書き込んで使っています。終わったらパーッと簡単に文字だけを消すことができるので、何度も使えるし、間違いは減るし、編み物がとてもはかどるようになりました。

 どう使うかというと、何段目でどんなことをするのかを書けばいいだけです。たとえば、10段ごとに目を増やすのなら、10段目、20段目……にM1LやM1R(または増し目の記号)を書いておき、それを見ながら編み進めて行きます。何段で何をするのかが一目瞭然で、分かりやすい。あとはそのとおりに編むだけ。いま編んでいるSave the Childrenでは、袖での増し目だけでなく、編み込み模様も、この自作のメモリーシートに、MCが何目、CCが何目……と編み図を見ながら書き出してみました。ほかにも、編み図を見ながらだと編んでいるところを見失う可能性が高いものは、メモリーシートに書き出せば、間違えることによって起こるストレスが軽減できそうです。すばらしい!

 こういった便利な道具は、実際に使っている人から教えてもらわなければ、知らない人は、遠回りして自分で行き当たるか(自分がそうでした)、もしくはまったく行き当たることなく過ごしてしまうことと思います。
 いまの時代はネットでちょっと調べると分かることがかなり多いので、本当に助かっています。ネットなしで、ここまで編み物についての知識や情報を習得できることは、できなかったかもしれません。

 ↓ 日本ヴォーグ社のメモリーシート、ぜひ使ってみたいです。日本に帰国したさいには探して購入しようと思っています。

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