こういうのは以前にも別の駅などで見たことがあったので、クリスマスマルクトというよりは、それっぽいお店が並んでいるだけなのかと思ったのですが、どうも違う様子。思っていたよりもお店がかなり出ていたのです。現在ニーダーザクセン州全体で行われているコロナにかんするルール2G+（ワクチン接種者およびコロナからの快復者が迅速テストで陰性）に則って手首に巻く小さなバンドを発行しているらしい小屋や、迅速テストが受けられる小屋がすぐ近くにあったので、もしやこれは！？と期待を胸に歩きだすと、まず最初に遠くに見えてきたのがWeihnachtspyramide クリスマスピラミッドでした。

　これ、絶対クリスマスマルクトが開催されてるじゃない！　そう思って町中へずんずんと進んでいくと、会場を見つけました。ハノーファーはクリスマスマルクトが開催されてたー！　私が住むゲッティンゲンでは、2G+のルールに切り替わることが決まった11月末にクリスマスマルクトの中止が決定し、ほとんどの小屋が解体されてしまいましたが……この辺は自治体によって判断が異なるため、地域によって違いが出てきます。ハノーファーは中止にはなかったということですね。

　会場内へは2Gのみでも入れますが、飲食をするなら2G+の証明が必要で、そして全員FFFP2マスク着用義務があります（子どもは少し緩い）。すでに2回のワクチン接種を済ませていて、24時間有効な陰性証明も持っているので、クリスマスマルクトを楽しむにはまったく問題がない私。これはクリスマスマルクトを楽しむしかない！　手首に巻く2G+証明のバンドがなくても、お店で購入前に2G+を証明（このほかに身分証明が必要な場合も。言われないことがほとんどでした）すれば問題ありませんでした。さっそく口にしたのは、もちろんGlühwein グリューヴァイン。結局2杯飲みました。そして粉砂糖のかかったお菓子のSchmalzkuchen シュマルツクーヘン。以前デュッセルドルフのクリスマスマルクトで食べたものとは違い、どちらかというと揚げたパンに近かったですが、素朴な味わいで美味しかった！

　ここで髪を切り終えた夫と合流することになったので、一旦クリスマスマルクトから離れることに。しかし、この日夫は朝から体調が悪く熱をだしていたため（咳や鼻詰まりがありましたが、前日に受けた迅速テストで陰性だったので、コロナではなくただの風邪）ハノーファーに長居することができず、夫と合流後は用事を済ませてすぐにゲッティンゲンに戻ることに。夫と一緒にクリスマスマルクトを楽しめなかったのは心残りでしたが、二人でクリスマスマルクトの様子を見ながら駅へ向かいました。

　まさか再びクリスマスマルクトを楽しむことができるとは思ってもみなかったので、うれしい出来事でした。