ドイツではどの商品の価格上昇率が高いのか

ひと月前くらいまでは€1.79だったティーバッグが、いまは€1.89に値上げされました

 
 ここ半年くらいの間に、ドイツではいろんな商品の値段がちょっとずつ上がっています。これまでも、じわ~っと値段が上がっていくのを見ていたので、いつものことだとあまり気にしていなかったのですが、今年は価格上昇率が急激なものもあるような気がしていました。
 それに気づいたのは、カフェインが入っていないインスタントコーヒーの値段でした。そのとき、ちょっと前まで一瓶€10(正確には€9.99)で、セールになるとそれが€6弱くらいで買えたので、それを狙うためにちょこちょこ棚を見ていたんですよね。ある日棚をみたら値段が€12(正確には€11.99)と一気に€2も上がってて、驚きのあまり棚の前で固まってしまいました。

 そんなこともあったので、ドイツの価格上昇について調べてみたら、下記のページを見つけました(リンク先:Destatis Statistisches Bundesamt)。昨年2021年10月と今年の10月との価格を比較したデータが出ているのですが、やはりというか何というか……結構な値上げ率。やはり体感していたことは間違いではなかったようです。

 一番価格上昇率が高いのは、薪とそれに類する商品です。昨年の倍以上ですよ……。我が家には薪ストーブもないし、自分の生活にはあまり関係がないのでこれは置いといて。次に物価上昇率が高いのはSonnenblumenöl ひまわり油やRapsöl 菜種油で、昨年の1.8倍の値段です。ひー! 高くなったとは思ったけど、こんなにだったか。ここのところ、油をたくさん使う揚げ物は全然作っていません。
 次の天然ガスとその次の暖房に使われるオイルといったエネルギー価格の上昇は、ドイツ以外からもあちこちで聞こえてきているので当然の結果でしょう。これらの価格上昇の直接原因は、誰が見てもロシアとウクライナで行われている戦争です。ただ、上昇率は一時期よりは落ち着いているのだとか。
 油以外の食料品もなかなかな上昇率です。グラフには、バター、砂糖、マーガリンまたは植物性油脂、脱脂乳、クリーム、出来合いのデザート、バターミルク、そして、一時期スーパーから姿が消えた小麦粉およびその他の穀物製品が並んでいますね。たしかに、このグラフに上がっている商品の値段は、じわ~っとどころか、グン!と値上がりした印象があります。とくに油やバターで実感していました。

 上の写真は、スーパーの棚にあった価格を撮影したものですが、これ、ひと月くらい前までは€1.79だったんですよね。それが€0.10の値上げになっていました。

 逆に値段が下がったものも出ていますが、そのなかにBahnticket 電車のチケットがあって笑ってしまいました。今年の6~8月に全土で販売された€9チケットの影響で、各路線で割り引きチケットを検討したり販売してたりしたからだろうなと思います。いやいや、ドイツ鉄道のチケットは、毎年値段が確実に上がっていますから!
 
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