8月8日に立秋を迎えましたが、ゲッティンゲンはかなり涼しかったのに、再び暑くなりました。7月上旬から立秋までは、お天気も悪く涼しすぎたからか、カフェやレストランのテラス席はガラガラだったんです。でもここにきて再び気温が上がって夏がまたやってきたような気候となり、テラス席にたくさんの人が座るようになりました（寒いか暑いかが目でも分かりやすい）。今後十日間の天気予報を見ると、来週には30℃近くまで上がるようで、しばらく暑い日が続くみたいです。日中の空を見上げると秋っぽい空気が感じられるのになあ。

　マルクトでは、秋らしいものがちらほら並ぶようになりました。野菜も果物もみずみずしくて本当に美味しい時期です。そして、いまはきのこPfifferlinge フィファリンゲが店頭に並び、レストランの限定メニューでも登場し、賑わせています。Pfifferlingeは、日本ではアンズタケと呼ばれる黄色っぽいきのこで、肉厚でコリコリした食感が楽しい食べ物です。秋になるとPfifferlingeを使ったメニューがレストランで供されるようになり、春のSpargel シュパーゲル（白アスパラガス）と似た感じの、その時期だけ楽しめる季節モノです。
　下の写真は、とあるレストランで食べた鶏胸肉のステーキとPfifferlingeです。とても美味でした。

　以前住んでいたマインツでは、この時期によく見かけたのはSteinpilz シュタインピルツ（ヤマドリタケ。イタリアではフンギ・ポルチーニと呼ばれていて、日本ではこの名前の方が知られているかも？　バターでただ炒めるだけで、めちゃくちゃ、めちゃくちゃ美味しい）でした。マインツの秋のマルクトは、Steinpilzが大量に並んでいたのを思い出します。ただ、ゲッティンゲンのマルクトではSterinpilzを販売しているお店は少なく、代わりにPfifferlingeが大量に売られていて、そこで初めてPfifferlingeのことを知りました。
　いつも食べるのはレストランでだったので、いままで買ったことがなかったのですが、先日、初めて購入してみました。

　ただ、レシピを何も知らないので、これからいろいろと調べてみますが、まずは簡単にできる『ただ炒めるだけ』というのをやってみるつもりです。そして、10月くらいまでは楽しめるらしいので（買ったことがなかったので、いつごろまでお店で買えるのか分からず……）、いろいろレシピを探して楽しみたいと思います。
　
　

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