アパートの部屋のドアを開けて待つ
先日、私宛の荷物が、アパートの玄関入ってすぐのところに放置されていたことをブログに書いたことで、ドイツでのことを思い出したため、今日はそのことについて書こうと思います。
ドイツのアパートは、オートロック玄関が一般的
ドイツで住んだ二つのアパートはどちらも、建物に入るオートロックの玄関がありました。知人・友人たちそれぞれが住んでいたアパートもそうだったので、ドイツのオートロック玄関は一般的なのだと思います。
来訪者は、玄関入り口にある来訪先のインターコムを押し、中の人にオートロックを開けてもらってから中に入ります。ここまでは普通のやり取りなのですが、ドイツの場合、玄関入り口のインターコムには、部屋番号が書かれていません。そもそも、部屋番号がありません。
そのため、外から来訪者があった場合、オートロック玄関を開けたら、次にすることは、自分の住む部屋の玄関を開けることなのです。
ドイツのアパートは、部屋に番号が振られていない
ドイツにも、それぞれの部屋に番号が振られている大きなアパートもありますが、私たちが住んだところは二つとも、部屋番号がないアパートでした。そのときの住所は通りの名前と番地だけで、あとは宛名、つまり住人の名前で振り分けられるのです。
そのため、外のインターコムに住人の名前を掲示しておく必要がありました。これをしておけば、郵便物もポストに入れてもらえますし、来訪にも問題ありません。
しかし、荷物を部屋まで持ってきてもらうためには、先述のとおり、部屋の玄関を開けておかなければなりません。
部屋の扉を開けずにいたら、荷物を持って帰られた
あるとき、配送業者からインターコムが来て、荷物の配達に来たと告げられたので、オートロック玄関を開けましたが、待てども荷物が届きませんでした。
しばらく待ってみたものの、一向に届かないので下へ降りてみると、外のポストに「荷物は持って帰った、郵便局で保管しておくので取りに来い」というメモが入っていました。
そうなんです。部屋の扉を開け忘れてしまったので、配達先の部屋がどこだかが分からず、業者さんは荷物を持って帰ってしまったのでした。
しかも、私はこれを何度かやってしまいました……。
部屋の扉を開けて待てば、ちゃんと配達された
何度か扉を開けないという失敗を重ねたあとに、部屋の扉を開けていなかったことに気づき(遅い)、開けて待つようにしたら、ちゃんと業者さんがやってきて荷物を無事に受け取ることができたのです。
部屋番号がないがために、『部屋の扉を開けておく』という常識を分かっていないと、いつまでも荷物を持って帰られてしまうところでした。それにしても、何で部屋番号がないんでしょうかね。
イギリスでも、つい部屋の扉を開けて待ってしまう
ちなみに、イギリスでいま住んでいるアパートには、各部屋ともそれぞれ番号があり、扉にわかりやすく番号が掲示されています。しかし、ドイツでの経験もあって、ここでも、荷物を受け取るときは部屋の扉を開けておくようにしています。部屋の外にベルがないことも、開けておく理由の一つです(そのため、来訪者は扉をノックする)。
幸いなことに、ここでは、扉を開けておかなかったから荷物が配送されなかった、という経験はまだありません。
ただ、先日、玄関にポツンと荷物が置かれ、部屋まで持ってきてもらえなかったときは、偶然にもたまたま部屋の扉を開け忘れていたことをあとで思い出しました。でも、さすがに因果関係はないと思います……たぶん。