冬時間が終わり夏時間へ


 2021年3月28日日曜日に、イギリスと日本との時差が9時間から8時間になり、夏時間(サマータイム)が始まりました。そのため、日本でのブログ記事更新時間が、冬時間中は22時でしたが、これからは21時となります。

 冬時間を迎えるときは、起床が1時間遅くなるのでそれはそれで好きでしたが、これから真冬へ向かうのかと思うと憂鬱になりがちなときでもあります。

 夏時間は起床が1時間早くなるのがちょっと辛いものの、すぐに身体は慣れますし、これからの明るく美しい季節を味わえることを思うと、時間が早くなるのはうれしい。
 夏時間になるときも、冬時間になるときも、いろいろと思うことはありますが、個人的には楽しいイベントの一つでした。

 しかし、2019年にEU(欧州連合)議会で、2021年でこのサマータイム制度を廃止する法案を可決しました。にもかかわらず、廃止になる1年前である2020年になってもそれに関する情報が何も流れてきませんでした。それもそのはず、2020年は各国ともコロナ問題に直面し、現在でもこれが緊急の最重要課題となっています。夏時間廃止に関する問題が後回しになってしまうのも仕方ありません。
 そんなこともあって、現在はサマータイム廃止の計画が停滞しています。『いつからサマータイムがなくなるのか』『冬時間と夏時間、どちらを標準とするのか』といった細かいことがまだ決まっていないまま2021年を迎えてしまいました。年に2回の時間切り替えが、本当に今年をもってなくなるのか、不透明なままです。コロナが落ち着けばこの課題について話し合いが持たれるのでしょうが……今後どうなるのか。

 イタリア在住の方がサマータイム制度のさまざまな利点や問題点、現在の状況、日本でのサマータイム導入についてなど、夏時間・冬時間に関するいろいろなことを詳しくまとめた記事がありましたので、リンクをはっておきます。

『サマータイム廃止でイタリアは最後の夏時間』(ヴィズマーラ恵子著、2021年3月21日、WorldVoice powered by Newsweek)←リンク切れ
 
 余談ですが、EU議会でサマータイム廃止が可決されたというニュースを見たとき、そんなに嫌がっている人が多いのか、とこの時間の切り替えが好きだった私にとっては衝撃が大きかったことを思い出しました。しかも、サマータイム制度をもっとも嫌っているのがドイツだという話じゃありませんか。知らなかった……。
 もしかしたらこの夏時間への切り替えが、今年が最後になるのかもしれないと思うと、なんだかちょっと特別な感じもしています。
  
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