セーターやカーディガンなど、上に着るものは何枚も編みましたが、ボトムものはまだ編んだことがありません。何年か寝かせてしまっていたブルガリアの手編みスカートの編地があまりにも硬かったため、それをほどき再挑戦です。このスカートについての詳細は、前回の記事の冒頭に書いてあります。

縮れた毛糸をまっすぐに伸ばす

　先日完成したノースリーブトップスのBamboo Shellを編んでいたとき、『いまはほかに手掛けているプロジェクトはない』と言いましたが、実は封印されていたプロジェクトがありました。もう二年くらい一切手を付けていなかったものです。それは毛糸で編むスカート『ブルガリアの手編みスカート Bulgarian Knitted Skirt』です。　なぜこれに手を付けていなかったかというと、これを編み始めた当初は右手にかける糸を小指にひと巻きして編んでいたため、とても目がきつかったのです。そのため、かかっていた目が輪針のコードをスムーズ...

　用意した毛糸は全部で5玉。Rico DesignのSuperba Premiumです。これはケンブリッジの町中にある毛糸屋さんで購入しました。当時は何も考えずに選んだ毛糸ですが、改めて考えると、ドイツのメーカーの毛糸をイギリスで買ったっていうのが、何だか不思議な気分になります。

　さて、使う針はウエストと1目ゴム編みは3,00mm針で、2目ゴム編み以降は3,25mmにしようと思っています。1目ゴム編みはスカートの重さに引っ張られ目が伸びてしまうようで、細い針でしっかりと編むか2本どりで編むと良いのだとか。最初は2本どりで編もうと思っていましたが、丈を長くしようとは思っていないので、細い針でしっかり編むだけにしてみるつもりです。

　このプロジェクトはどれくらいで編み終えることができるのか、まったく分かりません。長い行程になりそう。