冬はやっぱりグリューヴァイン Glühwein
ドイツの冬の飲み物といえば、グリューヴァイン Glühweinですね。『赤く燃える、赤熱する』などと『赤』くて熱いものである意味を持つglüenのワイン、ということになるでしょうか。こうやって単語を見てみると、寒さの厳しい真冬に身体を芯から温めてくれそうなイメージがわきます。グリューヴァインはまさにそのとおりの飲み物です。英語ではムルドワイン Mulled wineと言います(ホットワインは和製英語らしいです)。
一般的にヴァイナハツマルクト Weihnachtsmarkt(クリスマスマーケットのこと)に出ている屋台として知られていると思いますが、ドイツでは自宅でも気軽に飲めるよう、冬になるとスーパーなどでパックや瓶が売られています。グリューヴァインを自分の好きなワインで作れるように、専用のスパイスやパウダーなども販売されています。
飲んだことがある方はご存知かと思いますが、グリューヴァインを飲むと身体がポカポカしてきて、真冬の屋外で飲むものであることが分かるほどで、どんなに寒くてもそれが気にならなくなるのです。これはすごい。ただ、暖房の効いた家で飲むと、汗をかきます……。
パックや瓶で買ってきたら、小鍋に飲むだけの量を入れて温めるか、カップに入れて電子レンジで温めるだけで飲むことができます。そのままでも十分美味しいのですが、お砂糖を加えたり、ラムやアマレットを加えると、味と香りがグンと良くなります。個人的におすすめしたいのは、アマレットを入れたグリューヴァイン。パンチの効いたスパイスの香りとアマレットの甘い香りが交わった独特の香り、アマレットを加えたことで赤ワインの酸味が少し和らぎ、とっても美味しいグリューヴァインとなります。おすすめ。
ワインを使った飲み物なので、飲みすぎると酔っ払います。注意!
温かいものがうれしい季節ですよね。フランス語はVin chaud(ヴァン ショー)といいます。こちらでは白ワインでも売られてるのですが、そちらでもありますか?あと珍しいのはシードルのもあります(炭酸なくなって温かくなるとただの熱いリンゴジュース?美味しくありませんでした)。
マグを見て思い出しましたが、私が前にいってたドイツで買ったマグ、記事にしてみましょうかねぇ。赤ワイン買ってこなくちゃ。
メロンパンさん、コメントありがとうございます。
フランス語ではヴァン・ショーって言うんですね! 知らなかったので勉強になりました。ドイツは赤ワインで飲む場合が多いですが、白ワイン版もありますよ~。ただ、ウィーンのカフェと、マインツ近郊の町で開かれたお祭り以外では、あまり見たことがないかも。クリスマスマルクトの屋台は赤ばっかりでした。
シードルを温めて飲むんですね……それは知りませんでした。ドイツにもあるのかしら。私は飲んだことがないのですが、りんごのプンシュ Apfelpunschというのがあるようです。これはりんごジュースとスパイスを使った飲み物のようで、シードルを温めたものではなさそうです。
ドイツのマグ、ぜひぜひ記事にしてくださいませ~。