ドイツで夫の手術と入院

これは、病院で発行してもらった、夫が入院している証明書です。迅速テスト Schnelltestを受けるさい、これを提示して病院へ行く理由を明確にすると、現在有料のSchnelltestが無料になります。夫が就労不能証明書としてもらったものは、これとまったくフォーマットのもので、唯一違ったのは、入院期間がはっきりと書かれていた点だけでした

 
 ここ最近、大学病院へ行ったりしていたことを記事にしていましたが、実は、夫が虫垂炎から腹膜炎を起こしかけ、手術・入院をしており、毎日病院へ通っていたからです。

 今月中旬ごろ、夫から下腹部に違和感があると言われました。夫はもともと胃腸系があまり強い人ではないので、パジャマの丈が短かったこともあって、寝冷えをしたのだろうと楽観視していましたが、次の日も次の日も治る気配がなく、だんだん痛みが増していきました。終いには夜に眠れないほどとなり、挙げ句の果てには痛みでのたうち回るようになったので、大学病院 Uni Klinik(ゲッティンゲンの場合は、Universitätmedizin Göttingen)の救急外来 Notfallambulanzへ駆け込みました。
 結果、虫垂炎を起こし虫垂破裂で膿が腹部を駆け巡り、腹膜炎になりかかっていることがわかり、手術を受けることに。その後、一週間ほど入院をし、先日ようやく退院となりました。

 サラッと書いていますが、病院へ行くまでや行ってからもいろんなことがあって、本当に大変な思いをしました。
 
 入院期間前半は手術直後だったこともあって、身体が不自由でしたが、徐々に起き上がれるようになって院内を散歩したりして、削られてしまった体力を戻すようにしていました。しかし、日常生活、ましてや仕事をするとなったら話は別です。退院した翌日は、有給休暇を一日取って、普段のような日常生活を送って身体を慣れさせ、そして次の日から仕事へ行くようになりました。これは仕事が立て込んでいたため、そうせざるを得なかっただけで、本当なら二週間くらいは休んでも良かったと思っています。
 ちなみに、ドイツは有給休暇とは別に、給料が100%出る『病休』というのがあります。診療所や病院に証明書(就労不能証明書 Arbeitsunfähigkeitsbescheinigungと言うらしい)を発行してもらい、それを職場へ提出すれば病休と認められます。今回夫は、一週間の病休と、一日の有休を使ったことになります。

 手術痕はまだ痛いらしく、抗生物質や痛み止めの薬を飲んでいますし、まだ身体の不調があちこちにあるため、見ていて痛々しいのですが、本人曰く、徐々に復調しているようです。入院したばかりのころは、おしゃべりでうるさい(笑)夫が驚くほどおとなしかったことを思えば、いまはかなり元気になったので心の底から安心しています。
 
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6件のコメント

  • こんにちは 
    ご主人様の入院大変でしたね お疲れ様でした。
    無事退院出来て良かったです。
    他のブログでも内臓の弱い旦那様が同じ病気で緊急手術をしたと読みました。
    初めは様子見だったが我慢できなくなったという同じ状況です
    その方もドイツにお住まいの方です。
    その方は二週間入院されていたようなので
    ご主人様は回復が早いのかしらね。
    私も配偶者が急に入院の経験があるので奥様も不安だったと思います。
    お二人で無理なくお過ごしください。
    コメントはたまにですが更新を楽しみにしています。
    編物だけでなくて日々の事でもなんでも楽しみに待ってま~す。

    • ヤムヤムママさん、暖かいコメント、ありがとうございます。
      病院へ行く前の夫はただならぬ様子だったため、一時はどうなるか不安で不安で仕方ありませんでしたが、おかげさまで無事退院でき、ホッと胸をなでおろしています。似たような境遇だった方のご主人も、無事快復されていらっしゃることを祈っています。
      しばらくはのんびり(といっても、普段とあまり変わらないんですが 笑)二人で過ごそうと思っています。
      いつもご覧くださっているようで、とっても励みになります! うれしい! ありがとうございます! 最近編み物の記事が少なかったですが、これからはもう少し編み物に専心できると思うので、頑張ろうと思います。今後ともよろしくお願いいたします~!

  • チョッとご無沙汰していましたら、
    何てことだったのでしょう。
    私は、妊娠中に虫垂炎を起こし、手術を伸ばして貰っていました。
    妊娠中に麻酔とか患部の近いお腹の手術は考えられなかったのです。
    初めのころは一時的に痛みが出て治まるを繰り返すので
    つい、、我慢してしまうのでしょうね。
    出産後、すぐに手術でした。開いてみると破裂寸前で
    なんとか、セーフだったようです。^^;
    その時も破裂してたら、内臓?お腹の中の洗浄とか、とても大変なことになったのだと
    散々聞かされました。
    まさにそんな状態だったのですね。
    私の場合、手術後数年は梅雨時に傷後が痛みました。
    お大事に、
    Yukaさんもお疲れでしょう、お大事に

    • タカコさん、暖かいコメント、ありがとうございます。
      妊娠中の虫垂炎は、さぞかし大変だったことと思います。きっと気が気でない状況だったことでしょう。お産後すぐの手術で破裂寸前だったのは幸いでしたね。私も破裂寸前で危なかった、と自分の手術のあとに言われました。なので、夫のが破裂していたことを知ったときは、本当に驚きました。
      まさに夫は、タカコさんがお聞きになっていた大変な状態を経験しました。手術後も腹腔内とつながっている管が付けられていて、もしかしたらまだ体内に残っているかもしれない膿をそこから出さなければならず、退院まで不安で仕方ありませんでした。いまは、夫とまた一緒にいられることを喜んでいます~。

  • だんなさん、大変でしたね。破裂したなんて想像しただけでもいたそうです。破裂前でも相当痛いと聞きますし。そして私もフランスで開腹手術していますが、術後の体力の落ち方は半端なく、その後仕事に復帰しないとならないだんなさんのご苦労がよくわかります。
    yukaさんも心配だったでしょう。それで編み物もあまり集中できないとか間違って編んでしまったり、ということがあったんじゃないでしょうか。
    少しずつだと思いますが、さらに回復されることをお祈りしてます。

    • メロンパンさん、暖かいコメント、ありがとうございます。
      先週、退院後飲むように言われていた処方薬もすべて飲み終わり、その後がどうなるか少し心配でしたが、とくに問題なく過ごせています。ただ、夫としてはただでさえ細い身体が、筋肉が落ちてしまってより細くなってしまったのが気がかりなようで、早く筋トレがしたい!と言っています(退院後4週間は10kg以上のものを持ってはダメと言い渡されているのです……)。
      編み物が集中できなかったのは、そのとおりでした……。病院へ駆け込む2~3日前から、編んでいても気もそぞろだったので、しばらくは全然集中できませんでした。そのため、編み物とは関係ない記事が続いてしまっていた、という訳です。

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