初めて手ぬぐいを育ててみることに


 外国に住んでいると、日本の文化はすばらしいと再認識させられることが多いのですが、そのうちの一つが手ぬぐいです。綿100%で薄くて丈夫で吸水性抜群、どんな気候でも速乾、色とりどりで鮮やかな意匠、切れっぱなしで売られているのでものを作るのに向いているなどなど、手ぬぐいの良い点を上げたらきりがありません。難点は、最初二三回の洗濯では(場合によっては、何度洗濯しても)色落ちするのことくらいしか思い浮かばない。手ぬぐいの良さに目覚めたのは20年くらい前で、さまざまなデザインの模様に圧倒され、使ってみたらその勝手の良さに感動し、見かけてはちょこちょこと買っていました。フェイスタオルと同じくらいの長さがあるのに、厚さは半分以下になる手ぬぐいは、旅行などに持っていくにもピッタリで、かさばらない。渡独するさいには手持ちの手ぬぐいの半分くらいを持ってきていて、ハンカチとしていまも使っています。

 手ぬぐいって、布が切りっぱなしで売られているのが一般的なのですが、以前はこれが気になっていました。洗ったら最初はほつれるけど、そのうちほつれが止まる……って本当に?と懐疑的だったんですよね。手ぬぐいを使っていた友人は『本当だよー』って言ってたんですが、当時はどうにもそうする気になれなませんでした。そのため、新しく下ろす手ぬぐいは、使い始める前に端を縫っていたんですよね。ミシンを持っていなかったので手縫いでやっていました。

 この上の手ぬぐいもそうなのですが、日本で使っていたものは、模様が判別しづらいほど色が落ちてしまったものも出てきているので、そろそろ新しい手ぬぐいをおろすことにしました。以前と同じように端を縫おうとその準備をしようとしていたのですが、たまたま手ぬぐいのことを調べていたら、何度も洗濯して端のほつれが止まりフリンジ状になることを『手ぬぐいを育てる』というのだと知り、「一度は切りっぱなしのまま、手ぬぐいを育ててみてもいいのでは?」と、思い立ちました。こんなこと、みんなやってることなのに、いまさら体験するなんて……って感じですが、私のなかでは大きな一歩?なのです。

 それではさっそく。三枚下ろしたうちの一枚である、梅柄の手ぬぐいを写真に撮ってみました。切りっぱなしになっています。

 最初はかなり色落ちするので、水で手洗いをしました。軽く手洗いしただけなのですが、結構ほつれています。

 ひとまずこのままハイツングの上で乾かし、乾いたらほつれをはさみで切って、使い始めてみようと思います。どれくらいで育つかなあ。ちょっと楽しみです。
 
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