いままで編んだもの ~レーシーな模様編みの大判ストール
先日完成した『やさしい丸モチーフのひざかけ』を編んでいたときに、このひざかけが載っている本「編み地を楽しむ 手編みのひざかけ」(レディブティックシリーズNo.2935、ブティック社、2009)のなかから編んだもので、いまも手元にあるものを思い出しましたので、ブログに書いておこうと思います。
まだ渡独して間もなかったころ(2014年ごろ)、住んでいたところから比較的近かったケルンへ遊びに行ったときのことです。たまたま立ち寄った毛糸屋さんで、一目惚れして購入した糸がありました。メーカーは、うろ覚えですが、ちょっとお高めなお値段だったので、たぶんLana GrossaのDK(8 ply)糸だったと思います(商品名は失念)。その糸を使って、かぎ針で編んだのが上の写真のストールです。写真だとただの黒い糸に見えると思いますが、どちらかというと黒に近いグレーです。そこに細かくいろんな色が混ざり合っていて、とてもキレイなんですよね。糸自体は柔らかくて光沢があり、さわり心地もすばらしく良くって「これで何か編みたい!」と強く思ったことは覚えています。
当時は棒針編みはほとんどやっていなくて、もっぱらかぎ針編みばかりだったので、日本から持ってきていた「編み地を楽しむ 手編みのひざかけ」のなかから選んだのは、かぎ針で編む『レーシーな模様編みの大判ストール』(デザイン:michiyo)でした(下の写真)。
編んでいる途中で購入した糸だけでは足りないことが分かり、買い足すまで時間があいてしまいましたが、感覚的にはあっという間に編めた記憶があります。そんなに難しくなかったから、というのもあるかもしれません。
掲載されている写真や実際に編んでみたものを見て、模様編みのせいで編み地の密度が低い印象が強かったのですが、使用した糸がふっくらしていたこともあって、身につけてみるととても暖かくて、マフラーとしてものすごく愛用していました。現在は、手持ちのコートやジャケットに濃い色が多くなってしまったので、たまにしか使わなくなってしまいましたが、いまでもお気に入りです。
そういえば、イギリスに住んでいたときに知り合いの娘さん(当時3歳くらい)に、このパターンをちょっとだけアレンジした(模様の列を7模様から2模様にしただけ)のを編んだことがあったのを、この記事を書いていて思い出しました。
※追記(2023年2月6日)
差し上げる前に写真を撮ったような記憶があったので、探してみたら見つかりました。せっかくなのでそちらも載せておきます。