裏側からの目の拾い方 ~Villiviini


 友人に編んだプレゼントは、先週の土曜日(2023年2月4日)に発送しました。ドイツからスコットランドへの荷物って、どれくらいで届くのかなあ。赤ちゃんがもう生後ひと月を超えているので、カーディガンのサイズが心配で……。そんなに時間がかからないと祈りたい。
 友人へ送ったプレゼントは、下記の記事にある写真で見ることができます。


 
 さて、いろいろと一段落したので、何から手をつけようかと編みかけのものを眺めていて、まずはパターンにない編み方をしてしまったくつ下のVilliviiniの完成を急ぐことにしました。前回、片方が編めたことを書いてから、二十日も経ってしまいました。


 フィンランド人のニットデザイナーTiina Kuuさんデザインによる、履き口から編むくつ下Villiviiniを編んでいます。ツル植物模様のあるくつ下で、その模様編みは本体と色を変えて編んでいくパターンです。これで無料なのがすごい。

 Villiviiniのパターンは↓こちら(リンク先: Ravelry)。


 このくつ下は、インタルシア intarsia(寄せ木細工の手法の一つらしい)と呼ばれている編み地の一部を違う色の糸で編む技法を使うため、編み方が一般的なものとは異なります。それは慣れればどうってことはないんですが、かかと編みではちょっと苦労します。以前、ブログを始める前に一度だけVilliviiniを編んだことがありましたが、どう編んだのかをすっかり忘れていて、かかとで少しだけ難儀してしまいました。それが、ガセットを編むのにヒールフラップから目を拾うさいに、裏側からしなければならない点。普通はヒールフラップの端から目を拾うときは、表側から拾いますが、Villiviiniはインタルシア編みのせいで、片方は裏側から目を拾わなければならないのです。
 ということで、またしばらくしたらやり方を忘れてしまうであろう未来の自分に向けて、覚書としてやり方を残しておこうと思います。

裏側からの目の拾い方

編み地の裏側から目を拾うには、編み地の奥から手前に針を入れ、糸をかけて引き抜きます。

針を入れるときは、糸が手前にあることを確認してから行います

 

 糸を引き抜くときは少々やりづらさがあるため、目に針を入れたあと糸をかけたら、針を入れた目の下(下の写真、赤丸のところあたり)を親指で抑えながら糸を引き抜くと、格段にやりやすくなります。


 
 これをくり返していくと、裏側から目を拾うことができます。すべての目を拾ったところ(裏側)。

 表側から見たところ。表側で目を拾ったような見た目になっています(進行方向は逆ですが)。

 
 以上です。
 こんなテクニックを使うことって、滅多にないとは思いますが……。
 
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