ゲッティンゲンの町中にあるCron & Lanzというカフェも併設されているお菓子屋さんの前を通るたびに、ここのショーウィンドウをつい眺めてしまいます。そこに並ぶチョコやケーキがあまりにも華やかで美味しそうで、いつかここで買い物をしようとずっと思っていたのですが、なかなかチャンスがありませんでした。
　初めてお店に入ることになったのは、フィンランドに住む友人へのクリスマスプレゼントを購入するためでした。ゲッティンゲンのもので何か……と考えたら、真っ先にここが思い浮かんだのです（ゲッティンゲンにしかないお店なので）。ドキドキしながらなかへ入ると、ショーウィンドウのお菓子だけでなく、ほかにもいろんなお菓子もあることをその時初めて知りました。

　先日、またも別の友人へのプレゼント用にチョコを買いに行ったとき、以前は目につかなかったクッキーButterstreusel バターシュトロイゼルというお菓子があることに気づきました。シュトロイゼルって、ケーキの上に振りかけられているイメージが強くて（下記記事の写真）、それをクッキーとして食べる、という発想がなかったので、これには興味津々。

冷凍ケーキを初めて買ってみました

　ドイツでは、冷凍食品が並ぶ棚に冷凍ケーキ Tiefkühl-Tortenが売られています（日本にもあるんですかね？　買ったことないし、気にしたことないのでちょっと分かりません……）。専門店やパン屋さんで買ったのをすぐに食べる方が美味しいと思っているので、いままで一度も冷凍ケーキは購入したことがなかったのですが、夜食事の帰りにスーパーへ行ったとき、酔っ払って気が大きくなっていたせいで、つい購入してしまいました。我が家の冷凍庫はとても小さく、冷凍ケーキの箱が入っただけでパンパンになってしまったので、これは消費す...

しかも、見るからに美味しそう。買って食べてみたら、これが想像以上に美味しくて、ビックリしてしまいました。とてもシンプルなバタークッキーで、いままでドイツで食べたクッキーの中で一番美味しいかも。

　焼いてあるものをしげしげと観察してみて分かったのは、長方形に切られたクッキー生地の上にシュトロイゼルを乗せてオーブンで焼き、粉砂糖をふりかけてあるだけな単純なもの。クッキー生地もたぶんシュトロイゼルを作るのに必要な材料くらいでできてそう。でも、ネットでレシピを検索してみても、意外と同じものが作れるレシピが見つからず。一番近そうなレシピで今度挑戦してみようと思っています。ちなみに、シュトロイゼルは、バター、砂糖、小麦粉だけでできていて、その割合は1:1:2なのだそうです。
　
　
　それにしても、わざわざCron & Lanzへ行ったのに、そこで販売されている人気のチョコレートやケーキのことではなくクッキーのことを書くとはねえ、と思うのですが、お菓子の中ではクッキーが一番好きなので致し方なし。