家でケルシュのFrühを飲む
ドイツと言えばビール! ドイツは世界でも有数のビールの産地で、美味しい上に安い。これに尽きます。ドイツ国内のどこでも飲める銘柄はもちろんのこと、あちこちにその土地ならではの地ビールもたくさんあるため、それらを合わせると全部で7,500種類以上と言われています。一つのレストランで、複数の製法で作られたビールが飲めるのは、ドイツならではかもしれません。
私たち夫婦が好きなビールはいくつかありますが、なかでもケルシュが大好きなんです。
ケルシュ Kölschとは、ケルン大聖堂で有名なケルン地方で生産されているビールの種類です。渡独したばかりのころに初めて飲んだときは、こんなに飲みやすいビールがあるのか!と衝撃を受けたのを思い出します。同じ製法で作られたビールでも、ケルン地方以外で製造されたものはケルシュと名乗ることができないそうです。それもあって、ケルシュはケルン近郊でないと飲めないように思うかもしれませんが、それ以外の地域でも意外と飲めるところが多く、いま住んでいるゲッティンゲンでも二店ほど提供しているレストランとパブがあります。どちらもよく行くお店です。
ゲッティンゲンに越してきたばかりのころは、この町でケルシュが飲めるだなんて考えてもみなかったので、スーパーでFrüh フリューの瓶(上の写真)が売られているのを発見したときはうれしかったな~! 一時期店頭で見なくなっていたので、扱いをやめちゃったのかと思っていたら、また最近復活したっぽい。Frühは、ケルシュのなかでも一番有名なメーカーだと思います。そして、ケルシュのなかで一番好きなメーカーでもあります。ゲッティンゲンでケルシュを提供しているお店は、それぞれGaffel ガッフェルとSion ジオンというメーカーを扱っているため、Frühってなかなか飲めなかったんですよね。だから余計に大喜びしてしまいました。一瓶€1,30(デポジットを含まない値段)くらいなので、ほかのメーカーに比べると約40~45セントほど高いですが、たまの贅沢にとときどき購入しています。
先日、ケルンへ行ったときに、もちろんFrüh直営のレストランへ行って飲んできました。瓶は、生で飲むのとはまた違いますが、それでもFrühが飲めるのは、すごくうれしい! 扱っててくれて、ありがとうRewe!