ゲッティンゲンでよく行っていたレストランなど
我が家は夫婦二人だけという気楽さもあって、その日の思いつきで外食をすることが多いです。これまで住んだ町や用事があって立ち寄るだけの大きな都市にも、気に入ってよく通っていたレストランが複数あります。この三年半住んでいたゲッティンゲンも例に漏れず。
以下はゲッティンゲンでよく行っていたレストランやバーを書いてみました。ドイツはまだまだ現金払いが盛んで、お店によってはカードが使えないことも多々。とくに記載がないお店はカードで支払いができるところです(すべて2024年10月29日現在の情報です)。
◎China Restaurant Peking Pavillion【中華料理】
ここに通い始めたのはゲッティンゲンに住み始めて一年以上してからで、頻繁に行くようになるまで時間はかかりませんでした。夫婦ともどもこのお店が大好きで、どのメニューも美味しくてハズレがない。私たちはブロッコリーと揚げ鴨肉(69 Geröstete Ente Brokkoli mit würziger Sojasoße)と海老チャーハン(193 Gebratener Reis mit Ei und Garnelen)をよく食べていました。一時期はここのWeißkohlのサラダ(3 Pikanter Kohlsalat)にハマって、家でも作るきっかけにもなりました。住んでいたアパートから近かったこともあって、本当によく行ったなー。お店の人とも顔馴染みになり、とても良くしてもらいました。
◎Sen Viet Cuisine Bistro(リンク先:Tripadvisor)【ベトナム料理】
住んでいたアパートからすぐ近くだったことと、何より他のお店より値段があまりにも安くて、そして美味しかったこともあって、頻繁に通っていました。通い始めてすぐに顔馴染みとなり、お店を切り盛りしているおかみさんに、いつもとても親切にしてもらいました。ちょっと辛めの海老カレー(メニュー番号62)、肉団子入りフォー(27。肉団子は鶏か豚を選べる)、生春巻き(9)、鶏ひき肉を包んだ揚げワンタン(8)をよく食べていました。ここで肉団子にキクラゲを入れると美味しいことを知りました。支払いは現金のみ。
◎Zum Szültenbürger(リンク先:Tripadvisor)【ドイツ料理】
ゲッティンゲンに住み始めて割とすぐに行くようになったレストラン。行き始めたころに何を頼むのか迷っていたらお店の人が『〇〇が美味しいよ! lecker, lecker!』と何度もよく言われたので、私たち夫婦の間ではこのお店のことを「lecker lecker」と通称で呼んでいます。ここにはGaffelのKölsch ケルシュがあり(重要)、頼むビールは必ずコレでした。料理は何でもドイツサイズなのでシュニッツェルがかなり大判なことに注意。ここでは、鶏胸肉の串焼き(Hähnchenspieß)を頻繁に食べていたほか、シュパーゲルやアンズタケなどの季節になると特別メニューが提供されるので、その時期にはそれらを必ず注文していました。あと、牛肉料理の付け合わせに出てくるRotkohlが、普通はりんごを使ったApfelrotkohlのところ、オレンジを使ったOrangerotkohl?だったのに衝撃を受けた思い出(オレンジの爽やかな香りがして美味しい。りんごより好き)。なお、ここは調理スタッフによって付け合わせの種類などがよく変わる、かなり自由なレストランなので、ここに書いたものがいつもあるとは限らないです(笑)。支払いはECカードか現金のみ。
◎El Punto【スペインタパス料理】
駅を挟んで、町とは反対側にあるゲッティンゲン唯一(2024年現在)のタパスのお店。映画館やLokhalle(多目的ホール)の目の前にあるからか、ほかのレストランが22時で閉店してしまうところ、ここは0時まで開いているので、21時ごろに行っても食事ができるとあって通っていました。タパスの定番である海老のアヒージョ(30 Gambas al ajillo)、鰯の天ぷら(28 Boquerones fritos)、いんげんの炒めもの(14 Judías verdes)、焼きししとう(26 Pimientos de padrón)のうちのどれか(もしくは全部)は必ず食べていました。サラダ(93 Ensalada fresca)に選べる付け合わせで鶏胸肉(A: gebr. Hähnchenfleisch)を選んで食べたとき、胸肉があまりにもジューシーで美味しかったことに驚いて、どうやったらこう焼けるのかを試行錯誤するきっかけになりました。
◎Goa India Restaurant Göttingen【インド料理】
2023年のクリスマス直前に、夫の仕事仲間が奥さんと赤ちゃんを連れてゲッティンゲンに来てくれたので、クリスマス前で閉まっているレストランがほとんどのなか、開いていた数少ないお店でした。我が家からは徒歩1分。カレーやナンが美味しくて、その後通うようになりました。メニューにズラッと並んだ北インドと南インドの料理の数は圧巻。スープのMadras Rasamがお気に入り。カレーに入っている胸肉がぷりぷりしていて美味しい。辛いカレーはものすごく辛いので注意。
◎Bullerjahn【ドイツ料理】
町中心部にある旧市庁舎の地下にあるレストラン。中に入ってみるとかなり広いため、大人数のパーティーにもよく使われているのを見かけました。ここは、私たちの場合、レストランとしてよりも飲み屋として使うことが多かったです。春になるとここでシュパーゲル(白アスパラ)をよく食べました。普段はベーコンとネギの乗ったフラムクーヘンをよく食べていて、ゲッティンゲンのビールGöttingerを飲みながら一緒に食べるのが好きでした。初夏〜8月末ごろまでは、テラス席で広場や町を眺め(運が良いと、博士号を取得したばかりの学生たちが、お店の目の前にある噴水のリーゼルにキスをするところが見られる)、空がゆっくりと暗くなって行くのを見るのが最高に楽しかったところ。
◎DIVAlounge【バー】
以前ゲッティンゲンに住んでいた友人夫婦と初めて訪れて以来、アパートからすぐ近くだったこともあって、レストランで食事をしたあとによく行っていたバー。食事はできません。ここではSionのケルシュ以外飲んだことがないです。でも、ほかのビールはもちろん、カクテルとかウィスキーとかノンアルコール飲料も含めいろいろあります。地下はライブハウスになっていて、ステージがあるときは店内も混んでいて少し騒がしいですが、それもまた楽しい。通っているうちに、顔馴染みができたり、いつも同じものしか頼まないからか頼まなくてもビールが出てきたり、日本語が少しできる店員さんに日本語でサーブしてもらったりとすごく居心地の良いお店でした。店内に流れている音楽がちょっと古めなことが多かったので、よくそれをネタに夫と話しながら飲むのが楽しかったな。一番上の写真は、たまたま顔馴染みの店員さんがいる日に引越しすることを伝えたら、記念にといただいたSionのケルシュグラス。
ありがとう、ゲッティンゲン!