Deutschland-Ticketをひと月使ってみて


 シュトゥットガルトに引越してきて、ひと月が経ちました。ここに来る前に住んでいたゲッティンゲンでは(何度も書いてるけど)中心街に住んでいたこともあって、中心街にある場所ならどこへ行くにも徒歩で行くことができたため、市内を走るバスに乗ることは稀でした。バスを利用したのは、夫の職場へ行くときと、夫が大学病院UMGに入院したときと、あと中心街から北に離れたWeendeにあるステーキハウスに食事に行くときくらいでした。

 そのため、ゲッティンゲンにいるときはDeutschland-Ticket(いわゆる49ユーロチケットと呼ばれている長距離列車や長距離バスを除く公共交通機関乗り放題のサブスクリプション)とはまったくの無縁でした。なので、2022年にあった9ユーロ乗り放題だった6月・7月・8月の三か月間は毎月購入して利用しましたが(下記記事)、それ以降は一度も利用することがないままでした。

それに、公共交通機関をほとんど使わないところに住んでいると、利用してもせいぜい月に一~二度くらいだったので、それだと49ユーロは高すぎ。なので、利用するときにその都度切符を購入していました。
 ですが、シュトゥットガルトはこれまで住んだどの町よりも交通網がとても発達していて、どこに住むことになろうが電車やバスの利用は必須。そのため、シュトゥットガルトに移ってきてから49ユーロチケットをサブスクリプトすることにし、その最初の月である11月が終わりました。サブスクリプションを解約していないので、そのまま自動的に12月分が引き落とされると思います。
 ちなみに、2025年1月には、ドイツではおなじみの切符代値上げがあり、この49ユーロチケットが58ユーロになります。いきなり10ユーロ近くも値上がりするとは……。ぐは。

 で、約ひと月(正確には三週間くらい)使ってみて言えるのは、『これを買わない手はない』ということです。乗るたびにいちいち切符を買わなくていいのがこんなにも楽ちんなことを初めて知りました。もう手放せない。本当に超絶便利。乗り放題の一日券が6,40ユーロ(2024年11月30日現在)なので、十日も利用すれば簡単に元が取れます。逆に、元を取るために電車やバスを利用しようという気になります。こういうことが可能なのが、大きな街ならではかもしれません。シュトゥットガルトに住んでいるうちにこのチケットを解約することは、まあないでしょうね。

 ただ難点を言えば、このサブスクリプションを購入するまでの手間が異様に面倒なことと、このチケットは紙版がなく、オンラインで申し込み・購入してチケットをアプリで表示するしかないため、常にスマートフォンの電源を気にしなければならないことでしょうか。このサービスが始まったころはどうだったのか分かりませんが、私がこのサブスクリプションを購入するときは登録するまでがめちゃくちゃ大変で、何度やってもうまくいかず何度も挫折しました。それらの失敗?を乗り越えて買うことができたときは飛び上がらんばかりに大喜びしたのは言うまでもありません。いまの便利さを思うと、苦労したかいがありました。

 ひと月住んでみて、シュトゥットガルトは坂道がとても多く、街の中も高低差がかなりあるため、公共交通機関を使っての移動が必要になることが多いことが分かりました。そのため、ひと月以上滞在する場合は、Deutschland-Ticketを購入しておいた方が良いだろう、という結論となりました。
 
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