祝福を受けた復活祭ミサ
昨日2025年4月20日は、キリスト教最大のお祭り復活祭 Osterでした。夫がカトリック信者なので、こういったキリスト教で重要なミサがあるときは、必ず教会へミサを与りに行きます。私は信者じゃありませんが、音楽的に毎回これを楽しみにしています。
上の写真は、シュトゥットガルトにあるカトリック大聖堂です。戦中に大爆撃を受けた街なので、戦後に再建されたそうですが……古い教会にはないこの祭壇の意匠がかなり気に入っています。
さて、今回は夫の強い勧めで、司祭様に祝福をしていただこうと思っていました。どういうことかというと、詳細は省きますが、信者の方々が聖体拝領をするときに、信者ではない方は司祭様の前に出て『祝福をお願いします』と言って頭を下げると、司祭様が頭に手をかざして祝福を述べてくださるのです。日本では何度かお願いしたことがあったのですが、ドイツでは一度もしたことがありませんでした(それにはいろいろと理由がありますが、書くとめちゃくちゃ長くなるので割愛)。
ミサの終盤、聖体拝領が始まったとき、夫と一緒に列に並び順番を待ちました。夫の聖体拝領が終わり、私の番になったときに、司祭様へ“Bitte segne mich”と言って祝福をしていただきました。こうすることで、教会という空間のなかで、信者でなくてもそこに溶け込めたような気がして、心の中が温かくなりました。勇気を出してお願いしてみて良かった!
そしてシュトゥットガルト大聖堂での一番の楽しみは、なんと言ってもオルガン演奏! 昨年のクリスマスミサ(下記記事)で、あまりにもぶっ飛んだアレンジと演奏に心を鷲掴みにされ、復活祭ミサでどんな演奏を聴かせてくれるのかを心待ちにしていたんです。
やっぱりすごかった〜! 交響曲のほのぼの系楽章を思わせるような演奏があったり、妙に甲高い音から入る演奏があったりと、どの曲もアレンジが最高でした。またミサ終了後の演奏では、低音をかっ飛ばしてグルーヴ感満載だったりと(夫が『やりすぎ』と笑ってた)、期待を裏切られることなく、実に素晴らしかったです。