なわ編み針などの道具を使わずに2目交差を編む方法


 くつ下のIntersectionsで交差編みをしていて思い出したのですが、なわ編み針はもちろんのこと、段数マーカーといったほかの道具も使わずに交差編みをしてみたいなあ、と以前から思っていました。つい最近も、そのやり方を紹介する動画をInstagramでいくつか目にしては、『道具を使わないと、交差編みが速く編めそう』だと考えていました。段数マーカーは細い糸で交差編みをするときにとても便利なのですが、ものが小さいこともあって、不注意からポロッと下に落としてしまったりすることが多々あり、この手間をなんとかしたいと、今回のIntersectionsで実感していました。そこで、道具を使わずに交差編みができるよう、練習してみることにしました。
 
 以下は、左上2目交差(なわ編み針を使う場合は、最初の2目をなわ編み針に移して後ろへ置き、次の2目を編んだあと、なわ編み針に移した2目を編む)のやり方です。
 

 まず、左針にかかっている3と4の目を前から右針ですくいます。このとき、目がきついと針を通しにくいので、2と3の目の間に針を入れて押し下げるようにすると隙間ができて3と4の目に針が入れやすくなります。

 左手の人差し指で4つの目(とくに1と2の目)を押さえながら、3、4の目に入れた右針はそのままに、左針からゆっくりと抜きます。

 浮いた1と2の目を左針で拾います。この状態で左側が上になって2目ずつが交差している形になります。

 右針にかかっている2目(3、4の目)を左針にかけます。これを編むと左上2目交差のできあがり。

 右上2目交差の場合は3と4の目を後ろから右針ですくいます。左針から4目を抜くときは親指で押さえてやるとやりやすいです。

 これをすることによって、道具を持ったり置いたりする手間や、下に落としてしまって探したり拾ったりする手間が省けて、交差編みのスピードがあがることが期待できます。まだまだスムーズにできませんが、いま編んでいるもう片方のIntersectionsでは、道具を使わない交差編みに挑戦中です。
 
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