ニュルンベルクのグリューヴァイン


 ドイツのクリスマスマルクト(クリスマスマーケット)は日本でもよく知られていると思いますが、なかでもバイエルン州の都市ニュルンベルクで開かれるクリスマスマルクトは、その歴史の古さや規模でとくに有名です。ニュルンベルクといえば、以前だったら真っ先に思い浮かんでいたのはオペラ『ニュルンベルクのマイスタージンガー Die Meistersinger von Nürnberg』だったのですが、渡独して以降は、クリスマスマルクトが有名な都市だと上書きされました。

 以前ブログで紹介したように、冬になるとスーパーなどパックや瓶のグリューヴァインが並び、家庭でもその味が楽しめるようになります。

 なかでもニュルンベルクで作られ、ニュルンベルクのクリスマスマルクトのChristkindlesmarkt クリストキントレスマルクト(Christkindとは、幼児キリスト、または子どもたちにクリスマスの贈り物を運んでくる天使の姿をした子どものこと)の名前を冠したグリューヴァインは、ドイツ各地で販売されますが、近所のスーパーでも山のように積まれていました。いままで買ったことがなかったので、先日初めて購入することに。
 そして、一緒に入れて飲むととても美味しいアマレット Amarettoも一緒に買いました。ひゃっほー。アマレットという名前のリキュールはメーカーによってお値段もピンキリですが、「体に悪いものを飲むんだから、せめて値段が高い良いものを飲みなさい」という夫の言葉に、アマレットで一番有名なDisaronnoに決めました。

 先日買ったグリューヴァインは甘みが強かったのですが、こちらのはしっかりとした味わいでスパイスがよく効いており、香りもよくてとても美味しい。グリューヴァインだけを味わったあとは、アマレットを入れて味を変えてみました。本来、外で飲むときはGlühwein mit Amarettoと言って、アマレット少量(10〜15mlくらい?)をカップに入れてからグリューヴァインを注ぐのが普通なので、途中で入れて味変が手軽にできるのが家で飲む場合の楽しみの一つ。アマレットが入ると、ちょっと酸味が強くなりますが、その分スパイスの香りとの相性はバッチリで、より香り豊かで深みのある味になります。最高。やっぱりドイツの冬はこれがなくては。
 
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2件のコメント

  • 瓶のラベルが美しい~!クリスマス気分も盛り上がりますね。

    「体に悪いものを飲むんだから、せめて値段が高い良いものを飲みなさい」
    ↑↑
    これかなり受けました。でも体に悪いんですか?
    私も赤ワイン買ってきました。簡単なやつですがレシピみつけたので近々飲んでみたいと思ってます。
    ほんとにすっかり寒くなりましたね。グラタンも登場回数が増えます、あとスープも。

    • メロンパンさん、いつもコメントありがとうございます。
      あちこちでクリスマスの準備が本格化したので、どんなに寒くても、町を歩くのが楽しくなってきました。
      体に悪いというのは、アルコールのことです。アルコール度数が高いお酒は、ヨーロッパではとくに「安かろう悪かろう」がはっきりしているので、同じものだったら安い方は買わないように、といつも夫が言っているんです。それに賛同したので高いのを買いましたが、そうして正解でした。香りも良いし、何より美味しかったですしね!
      グラタン、美味しそう! 我が家は寒くなると圧倒的にスープや鍋を作る回数が増えます。

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