不発弾処理のため、明日から大規模避難が始まります

2022年7月30~31日に行われる不発弾処理のさいの避難領域を示した地図。赤い線より内側は立ち入り禁止となるため、住人は避難しなければなりません。青い線は不発弾処理場所から半径1,250mで、ここは避難の対象ではないようです

 
 ゲッティンゲンでは、中心部から少し離れた北西のライネ川東岸付近(Sparkassen-Arena Göttingen辺り)で六つの不発弾と疑わしきものが見つかったため、大規模な処理作業が2022年7月30日、31日に行われ、約一万人が避難する予定となっています。最初にこのことを知ったのは下記記事を書いた5月下旬ごろでした。ちなみに、見つかった不発弾は六つでしたが、そのうちの一つはすでに爆発していることが分かったため、処理しなければならない不発弾は五つだそうです。

 当時はまだまだ先だと思っていましたが、気づけばもう明日明後日となりました。幸い、我が家は避難区域には入っておらず、日常生活を送ることは可能ですが、困ったことがあるとすれば、それは、避難区域にゲッティンゲン駅が含まれていることです。
 明日早朝(5時57分発)の電車が出たあと、明後日の夜までの二日間、ゲッティンゲン駅には一切電車が来ません。というか、そもそも避難区域内なので、駅に近づくことすらできません。ゲッティンゲンを通過するはずの電車は、別ルートで迂回予定(そのため、通常の予定時刻を大幅に遅れることになるらしい)になっているか、運行取り止めなんだそうです。ただし、代替手段は用意されていて、バスで近隣の駅へ移動してそこからなら電車に乗ることはできるようです。また、町中を走るバスのルートも大幅に変更されるのだとか。移動の必要がある人は大変だ。

 なお、この不発弾処理に関しては、市役所のサイト内にあるライブブログが更新されています。30~31日も市民が状況を把握できるよう、頻繁に更新されていくことと思います。

Liveblog – Ak­tu­elle In­fos zum Kampf­mit­tel­ver­dacht in der West­stadt(リンク先:Göttingen – Stadt, die Wissen Schaft)

 7月29日10時03分の段階では、万が一にも不発弾が爆発した場合のことを想定して、不発弾が見つかった場所のすぐそばにあるSparkassen-Arena Göttingen(略してSアリーナと呼ばれています)や爆発物専門家たちなどを守るために、さまざまなものが積み上げられていて、準備も最終段階のようです(コンテナとか土のうとか、ありとあらゆるものが使われている感じがする)。上記リンク先に行くと、その様子を写真で見ることができます。

 我が家は夫が病み上がりなこともあり、今週末は出かけることはせずに大人しく家で過ごす予定です。そのため、これらに巻き込まれることはないと思いますし、不便は何もないと思うのですが、どうなるのか。昨年のときと同様に、すべて爆発せずに無事処理ができますように。
 
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