現在、ロシアが戦争をしているせいで、以前のように旅客機がロシア上空を飛べず、まるで戦後の冷戦時代を思わせるような飛行ルートでした。ドイツから日本への飛行ルートは南回りで、機内で見られる飛行地図で見た感じではロシアの南側の国境を越えないように飛んでいるようでした。日本からドイツへはベーリング海峡上空を通過し、北極やグリーンランドを越えて行く北回りでした。私が初めて飛行機でヨーロッパへ行ったときは90年代だったので、当然のようにロシア上空を通る北回りルートしか知らなかったのですが、今回初めてそれ以外のルートで日本とドイツを行き来することになり、新鮮でした。が、飛行時間がそれだけ長くなったため、非常に疲れました……。

　ドイツには19時に到着していたのですが、入国審査にえらく時間がかかっていて、入国できたのは20時過ぎ。ICEに乗れたのが21時20分ごろで、ゲッティンゲン到着が23時。途中、遅くまで開いているスーパーに寄って買い物をしたので、家に着いたのは23時半ごろでした。

　そういえば、今回の帰国中に編み物のことを一度も書いていませんでしたが、もちろん編みかけのものを持っていっていました。しかし、全然編み物をする暇がなく、ただの荷物と化していただけでした。時差ボケがなかなか直らず、移動中は寝ていることが多かったですし、腰を据えて滞在できなかったのも原因かもしれません。自分が一時帰国をすることになるなんて思ってもいなかったときに、久しぶりに編み友と連絡を取ったら、たまたま彼女が一時帰国中でした。そのときに「編み物持ってきてるけど、全然編む時間ない」って言っていたのですが、自分もまったく同じことを言うことになろうとは。

　明日からはまた編み物にかんする記事を少しずつ書いていきたいと思っています。