降誕場面 Weihnachtskrippeの展示
昨日2022年12月11日に、第3主日(第3アドヴェント)を迎え、いよいよあと二週間でクリスマスを迎えます。町ゆく人々は、クリスマスの準備に余念がなく、どこかせわしない雰囲気があります。ちょうど日本の年末のような感じです。
土日のクリスマスマルクトはイベントがあったりするためか、人出も多く、大賑わいでした。そんななかで展示されているのが、キリストが降誕した場面を模したWeihnachtskrippe ヴァイナハツクリッペです(日本ではイタリア語のpresepio プレゼピオで知られているらしいです。Wikipediaにはそう書いてあったけど、実際のところは分かりません)。ゲッティンゲンでは、クリスマスマルクトの会場である旧市庁舎の裏、ヨハンニス教会前のバス停と向かい合うところにあります。これは、ゲッティンゲンに限ったものではなく、キリスト教圏ではよくある展示で、私自身の経験で言えば、以前住んでいたマインツや、ケルン大聖堂内などでも見かけました。
上の写真は家畜小屋でキリストが生まれた場面で、左からヨセフ、マリア、その手前がイエス、そしてイエスへのプレゼントを携えてやってきた三賢者のバスタザール、メルキオール、ガスパール(カトリック信者である夫によると、聖書には三賢者の名前はどこにも出てないらしく、調べてみると、あとから名付けられたようです)です。写っていないところに、ロバがいます。
ちなみに、マインツのクリスマスマルクトに展示されていたWeihnachtskrippeの写真があったので、下に載せておきます。マインツのは、上記6人のほかに、羊飼いと天使もいます。
こちらでは、この時期になるとこの場面を自宅でも飾れるよう、小さな人形のWeihnachtskrippeが売られています。ゲッティンゲンのクリスマスマルクトでは見かけませんが、ほかの町ではこのWeihnachtskrippeの人形が売られている屋台も並んでいて、ついつい足を止めて眺めてしまいます。
夫にWeihnachtskrippeを買おうと思っていることを話したら、『どうせ買うなら、教会を通じて買いなさい』と言われました。そうすれば、教会に寄付できるから、と。うーん、たしかにそれが重要かもしれません。となると、プロテスタント教会が主であるゲッティンゲンではなく、別の町で買うしかないですね。一番良いのは、大聖堂があるマインツかケルンで買えればいいのですが……しばらくはまだ買うことができなさそう。