今回の旅で行ったお店と手に入れた糸など


 このブログを始めてから、旅に出たときやちょっと離れた町へ行くときなど、お店へ行ける行けないは別にして、必ずその町に良い毛糸屋さんがないかをチェックするようになりました。そこそこ大きな町であれば、毛糸を売っているお店はだいたい見つかるのですが、全国展開しているチェーン店だったりすることも少なくありません。そんななか、個性的なお店を見つけて行くことができたときは、とても幸せな気持ちになります。今回行けたお店はまさにそんなところでした。

 旅先は、スイス国境がすぐそばにあって駅のすぐ裏がボーデン湖というコンスタンツ Konstanzという町と、フランス国境にほど近いオッフェンブルク Offenburgという町でした。オッフェンブルクは、先日の記事にも書きましたが、フランスのストラスブールへ行くのに便利な町です。今回は、コンスタンツとストラスブールのそれぞれにある2軒の毛糸屋さんに行くことができました。行ったのは下記のお店です。

◎Frau Schäfer

◎La Droguerie


 

Frau Schäfer, Konstanz (Germany)


 最初に訪れたのは、コンスタンツのお店Frau Schäferでした。お店のロゴである編み目記号が目を引きます。こちらは毛糸を扱う個人商店で、しかもそのお店のオリジナル商品を扱っていることが分かっていたので、行くのをとても楽しみにしていました。
 Frau Schäferは決して大きなお店ではありませんが、扱っている商品にもオーナーのこだわりが詰まっているのが伝わってきましたし、店内はとても簡素に、でも魅力的に商品が並べられていて、思わず見ているこちらも熱が入ってしまいました。あまりにも素敵だったので、お店の方に断って、店内の写真を撮らせてもらいました。

 商品を一つ一つじっくりと見たあとに、ふわふわとした触り心地に心が溶けていきそうになったノルウェーの毛糸メーカーSandnes Garnの毛糸2玉(DK糸。ちょうどセール品だった 笑)と、ここ半年くらいの間にInstagramの編み物系アカウントでよく見かけるようになったMaschenkordeln(英語だとStitch Holders、つまり目を休めるためのシリコン製コード)を手に入れました。糸は一度使ってみたかったメーカーなので、何を編もうか考えるだけで心が躍るゼ! Maschenkordelnはお店のロゴが入ったFrau Schäferオリジナル商品です。Maschenkordelnは、しばらく前から購入を検討していて、商品をいろいろと見ていたところだったので、これを機に購入することにしました。


 

La Droguerie, Strasbourg (France)


 ストラスブールでは、一度は行ってみたかったフランスの手芸店La Droguerieにとうとう行くことができました。ここはパリなどフランスに全10店舗、日本にも5店舗ある毛糸も扱う手芸用品店です。よくあるようなチェーン店ではなく、お店の雰囲気が昔ながらの個人商店のようでとても興味深かったです。毛糸のほかにボタンやリボン、生地を扱っていて、それらの品揃えが写真を見るだけでもとっても濃い感じです(ボタンやリボンだけで何百種類もある感じ)。
 ストラスブール店はそこそこ大きなお店で、数人のお客さんそれぞれに店員さんが一人ずつ付いていて、やり取りをしながらお客さんが商品を選んでいる感じでした。私もそうしたかったけど(できもしないのに、ただの見栄デス……)、私が外国人だったせいか、ありがたくも放って置いてもらえたので、ここでも主に毛糸をじっくりと見ることができました。
 糸はカセをほどいたような状態で展示されていて、驚いたことに、ここでは糸が10 gからグラム単位で購入することができるようになっていました。これは初めての経験! 少ない量をたくさん購入するか迷ったすえに、同じ色の糸(4~5 ply)を100 g購入することに決定。お店の方に欲しい糸と量を伝えたら、こちらが指定した糸の大きなコーンを量りの上に置いて、おもむろに糸巻き機で糸を巻き始めました。大きなコーンから重さが減っていくのを量りつつ、100 g分を巻いてくれました。なるほど、こうやって買えるのね。


 
 今回は毛糸屋さんで久々に濃厚な時間を過ごせたと思います。どちらのお店も機会があればまた訪れたいところです。
 
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