自分で煎りごまを


 ドイツに9年も住んでいると、日本食を作るのにこちらでまかなえるものがたくさんあることが分かるようになりました。9年前に比べると、海苔やお醤油など、日本食で使う調味料や材料がアジアンスーパーでなくとも簡単に手に入るようになりました。
 9年前から好んで使っているのが『ごま』です。ドラッグストアのdmでAlnatura商品を扱っていたころ、これを店頭で見つけて以来、どこへ行っても手に入ることもあって、欠かさず使うようになりました。ごまはドイツ語でSesam(ゼザム)と言います。私はAlnaturaのごまを好んで買っていますが(ポイントが貯まるから……)、最近は普通のスーパーなどでも見かけることが多くなったように思います。

ドイツでも、ごまをまぶして焼いたパンをよく見るので、パン焼きの材料として販売されているんだろうと思います。ちなみに、パンにまぶされているのはごまだけでなく、ケシやかぼちゃ、ひまわりといった種なども使われていることがよくあります(ゴツゴツして歯ごたえがあり、香ばしくてとても美味しい)。

 しかし、日本で売られているのと違うのは、こちらで売られているごまは、収穫してそのまま袋詰めされて売られているようで、煎りごま特有の香ばしい香りがまったくないところです。ごまの香りがなきゃ、ごまを使っている意味なし!と思うので、ごまを使うときは、あらかじめ自分で煎るようになりました。

 やり方は簡単で、フライパンに必要な量のごまを入れて、火をつけて煎るだけ。パチパチと音がするようになってきたら、フライパンで煽るなりして焦がさないようにごまを混ぜ続け、全体がすこーし茶色っぽくなってくるとごまの粒がふっくらしてくるので、フライパンを火から外して、熱が冷めるまで放置して出来上がりです。保存容器に入るだけを一度に煎っておいて、それを少しずつ料理で使うようにし、なくなったらまた煎る、といった感じで使っています。ご飯に混ぜておにぎりにしたり、すりごまにして料理にかけたりと、大活躍しています。ごまってあると本当に便利。


 
 ごまを使うのに、買ったそのまま使うのもいいと思いますが、やっぱり煎った方が香りが断然よくなるので、面倒でもごまを煎る時間は必ず取るようにしています。
 
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