ほどいて湯のしして毛糸玉にする手順と気をつけることなど
以前編んだ大判三角ショールのMeri Shawlをほどいて別のものを編むことにして、現在ほどく作業をしていることを昨日の記事で書きました。
で、いまほどく作業をしているところなのですが、意外と時間がかかっています。週末は平日に比べると、編み物の時間を捻出するのがむずかしいのですが、それがあったとしても時間がかかりすぎ。実はまだ全部ほどけていません。
湯のしをするのにかかる手間は、おおざっぱに言えば三段階あります。
1. 糸をほどく
2. ほどいた糸を湯のししてまっすぐにする
3. 糸巻き器で毛糸玉にする
2.は湯のしではなく、直接糸を濡らしてまっすぐにする方法もありますが、暖房があって早く乾かすことができる真冬なら、この方法で糸を伸ばすこともあります。でも、夏は毛糸の束を乾かすのに時間がかかるので、あまりやりません。
さて、何度か編んだものをほどいて最終的には毛糸玉にする作業をやってみて、気をつけなければならない点がいくつかあることが分かりました。自分の備忘録として書いておこうと思います。簡単に言えば、どれも、次の作業をやりやすくするために、先手を打っておくという感じです。
1. 糸をほどくときに気をつけること
ほどいた糸は縮れています。この縮れは糸重なっただけでクセが付いた部分同士で変な引っかかりが起き、糸がまっすぐじゃない分、ほどくのにえらく時間が取られます。そのため、ほどくときは何かに巻きつけておく必要があります。これをしておくことによって、糸同士のひっかかりもなくなり、湯のしをするさいにもスムーズに糸を送ることができます。
2. ほどいた糸を湯のししてまっすぐにするときに気をつけること
ここでも、できるだけ糸が絡まないようにするために、一定の方向で糸を巻いておくなどして、やはり次の作業に取りかかりやすくしておくのがベスト。糸がまっすぐになっているので、ほどいた直後の糸よりは絡まることは少ないですが、それでも伸ばした糸を乱雑なままにしておくと絡まってしまうことがあります。
3. 玉巻き器で毛糸玉にするときに気をつけること
2.の湯のしから直で玉巻き器で毛糸玉を作ることも考えたことがあるのですが、湯のしは蒸気を使うため、湯のしした直後の糸は少しだけ湿っています(場合によっては完全に濡れてしまうことも)。そのため、やはりそれを完全に乾かしてからの方が良いだろうという判断で、直接玉巻き器につなげることはしません。
糸が完全に乾いたら、あとは普通に玉巻き器で毛糸玉にするだけです。
誰もが分かっている当たり前のことだと思いますが、次の作業をやりやすくするために、いまやっている作業でその準備もできていれば、もうちょっと進みやすくなるかな、と思っています。
一番上の写真には何にも巻いてない糸が写っていますが、ほどいた糸を巻いている板に余裕がなくなってしまったので、いまはひとまずそのままにしています。余裕ができたら、湯のし前に板に巻いて、それから湯のし作業をする予定。板に余裕を作るために、一気に全部ほどくのではなく、湯のししてほどく、湯のししてほどく……をくり返しています。もしかして、これが時間がかかってる原因なのかも……。