以前編んだMeri Shawlをほどくことにしました


 夏の間、冬物の整理をしていたときに、以前編んだショールMeri Shawlが出てきました。以前編んだときの完成記事は↓こちら。

 上の記事でも書いていますが、完成するまでに、糸が足りなくて買い足したり、一段の目数が多くて(しかもガーター編みだし)編む気が削がれたりなど、結構時間がかかったショールでした。端にある模様編みがキレイで気に入っていたのですが……これをほどくことにしました。

 この決断をするまで、結構迷いました。本当に苦労して編んだものだったからね……。でも、ほどくことにしたのは、『使い道があまりない』。これに尽きました。ショールは、真冬には大活躍するものなので持っていて損することはないのですが、以前編み物の先生をしていた叔母がかぎ針で編んだショールを譲り受けていて、それをとても気に入って使っているし、ドイツで購入した真冬用のジャケットが首周りを完全防寒してくれるので、実はショール自体、真冬に使うことがほとんどなくなってしまったのです。日本から持ってきているコートを着ることはありますが、そのときに使うのも、コートとの色合いからだいたいは叔母の長方形ショール。たまに、自分でかぎ針で編んだ長方形ショール(こちらも大のお気に入り)を使うこともあります。

 持っているのが長方形ショール(つまりマフラーですね)ばかりだったので、三角ショールを使ってみたいとはずっと思っていました。やっとMeri Shawlを編むことで大判の三角ショールを手に入れましたが、どう使っていいのかが分からず、なかなか使うに至りませんでした。ようやく完成してお気に入りではあったのですが、こういったことなどが理由で、Meri Shawlを使う場面がほとんどないいことに気づきました。完成したときは、3月末でまだ肌寒い日も多かったこともあってすぐに使い始めましたが、結局使ったのは片手で数えても折らない指があるくらいでした。自分のワードローブを考えてみても、組み合わせがむずかしく、せっかく編んだけど、持て余していたのです。

 このショールは、Lana GrossaのCool Wool Big Mélangeを使って編んだのですが、私としては結構良い糸を使ったため、そのまましまっておくだけなのがもったいないと思い始め、だったらほどいて別の何かを編んで使おうと決断した、ということです。
 ようやく決心できたので、気持ちが揺らがないうちにと糸始末をした箇所を探していたら、夫が『せっかく編んだのにもったいないんじゃない?』と言ってきたので、前述の事情を話したら『それなら使わないでいる方がもったいないね』と分かってくれて、そこからは一気にほどく作業へと流れました。

 Meri Shawlで使ったのは10玉(だったハズ)。一玉120 mほどあるので、結構な長さです。ほどいたあとは、縮れた糸を蒸気でまっすぐに伸ばし、最終的には毛糸玉にします。ほどくのも糸をまっすぐに伸ばすのも結構時間がかかりそうなので、気長に作業をしていこうと思います。

 以前にも、家にあるお鍋で縮れた糸をまっすぐに伸ばしたことがありました。専用の道具を使わずともできるので、今回もお鍋を使って糸を伸ばす予定です。


 
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