遠いスーパーまで歩いて行って見たものは


 そこならあるかもしれない商品を求めて、ゲッティンゲン中心街から南へ2,5 km行ったところにあるスーパーへ行ってみることにしました。1,5 kmくらいまでなら散歩で行ったことがあったのですが、こんなに南へ行くのは初めて。本当なら自転車かバスで行くのが楽でいいところを、わざわざ歩いて行ってみることに。私の足だと40分弱くらい。

 2 kmくらいまでは、まだ家や建物が結構あったのですが、2,5 kmも行くと、もう郊外でした。

 町や建造物ではなく、こうした郊外の景色を見ると『これぞドイツ』って感じで大好きです。

 帰り道に見覚えのある赤いものが見えたので近づいてみると、それはイギリスでたくさん目にした電話ボックスでした。まさかドイツでも見ることになろうとは! 行きに同じ道を通ったはずなのに、その時は気づきませんでした。

 近づいて中を見てみると、雑多に置かれた紙の束。もっとよく見たら、なんと楽譜のピースたちでした!

 その電話ボックスが置かれていたのは、音楽教室っぽいところだったので納得。以前イギリスで見かけた電話ボックスに本がたくさん置かれていたことがあったので(下記記事)、きっとここも自由に楽譜を置いたり持って行ったりできるのかも。

大昔にウィーンの楽譜屋さんへ行ったときに、併設されてた楽譜の古本屋さんに多種多様な楽譜が山のように積まれていたのを思い出し、なんだか懐かしい気分になりました。扉を開けて確認したわけではないのですが、ピアノの楽譜のほかに、笛(たぶんリコーダーかな?)の楽譜が見えたのがとてもヨーロッパっぽい。

 結局、行ったスーパーには目的のものがなくて、帰りはガッカリしながら歩いていたのですが(しかも途中で虫が服の中に入ってきて大変だった……)、この電話ボックスだけで、上機嫌な帰宅となりました。
 
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