古くなった薬の捨て方
薬を新調しました。解熱効果があるパラセタモールです。
イギリスでは、パラセタモールが欲しいと思ったら、薬局に行かずともスーパーに行けば普通に棚に並んでいて、簡単に手に入れることができました。なにか体調不良があればパラセタモールを飲む人も多いようで、イギリス人の家庭の常備薬という印象です。以前、イギリスに住んでいたときに足の骨折をしたさい、痛み止めにパラセタモールかイブプロフェンを飲みなさいと言われ、病院帰りにスーパーに寄って購入しました(ちなみに、イブプロフェンは英語だとアイブプロフェンと発音します)。上の写真の紺色の箱が、スーパーのSainsbury’sオリジナルのパラセタモールです。スーパーのブランドで薬が出てるってすごい。
ところがこの薬、ちょうど一年くらい前に消費期限切れになってしまっていたことが分かったのです。それもあって、新しくドイツでパラセタモールを購入することにしました。それが写真下に写っているParacetamol HEXAL 500 mgです。
薬を新調することにしたのは、実は夫が急な発熱で数日寝込んでしまったからです。おかげさまで、この薬を飲んで二三時間後には熱が下がり、ちょっと元気になったので安心しました。夫はあまり薬を飲みたがらない人なので、結局そのとき一度しか飲んでいませんが、いまは状態も落ち着いたので追加で飲ませようとは思っていません(し、夫も飲みたがってない)。いやー、一時はどうなるかと思いましたが、熱が下がって本当に良かった!
ところで、消費期限が切れて古くなった薬って、どうしていますか。ドイツではApotheke 薬局に持っていって処分してもらうという話をどこかで見聞きした記憶がありますが、定かではありませんでした。そこで調べてみました。やはり、Apothekeへ持ち込んで廃棄するのが一番安全そうです。州によっても違うかもしれないので、下記URLで住んでいるところではどう処理すべきかを調べておくと便利です。
廃棄の仕方を調べるには、下記サイトのトップページの左側にあるEntsorgungswege finden(廃棄方法を探す、とかそんな意味)のところに、Suche: PLZ, Ort, Bezirk oder Landと書かれている四角い枠があるので、そこに在住地の郵便番号や地名を入力すると出てきますし、トップページ右側にある地図からも住んでいる場所を選んでいくことができます。
どちらかの方法で検索すると、Entsorgungswege in [在住市]([在住市]の廃棄方法、とかそんな意味)が出てきます。いま住んでいるゲッティンゲンは、『Apothekeで回収』、『ゲッティンゲン市内のどこのApothekeでも無料で廃棄』と書かれていました。
ということは、家庭でできることは何もないので、古くなった薬はApothekeに持っていって処分してもらう、というのがゲッティンゲンでは正しい廃棄方法でした。
もちろん、州や町によって廃棄方法が違うかもしれないので、自分の在住地ではどうしているのかを確認してくださいね。