手縫いのプロジェクトバッグ(という名の巾着袋)
普段は家で編み物をしていますが、たまーに外出するさいはくつ下といった小モノ類は持ち運びをして時間を見つけて編んだりしています。このときに編みかけを入れるのは、ファスナー付きのポーチでした。でも、ファスナーと毛糸って相性が良くないじゃないですか……。ファスナーが糸を噛んでしまったら、うまく取れればいいですが、最悪糸を切ることになってしまいかねません。私自身、まだそこまでひどいことは起きていませんでしたが、つねにファスナーの開閉には気をつけていました。これがイヤで、ずーっと巾着袋が欲しいと思っていました。ただ、ミシンを持っていないため、作るとしたら手縫い。縫いものがあまり得意でないため、欲しいけど作るのは億劫、という状態が続いていました。
先日、近所のSøstrene Greneへ行ったさい、たまたまちょうど良さげな生地があったので、これで巾着を縫おう!という決心ができました。そして作りました。もちろん手縫いです。こういう袋を作るのは、めちゃくちゃ久しぶり。縫っていて妙に懐かしい気持ちになりました。
参考にした動画は↓こちら。
◎【手縫い】巾着袋の作り方(なみ縫いだけ!裏地なし)/手芸メディア koshirau(こしらう)
購入した生地(45 × 55 cm)を半分に切って、それをさらに半分にして縫って仕上げました。出来上がりサイズは24 × 19.5 cmでした。裏地はありませんが、袋縫いをすることによって生地の端のほつれが気にならないのが良い。紐はちょうど良さそうなものがすぐに見つからなかったので、以前セーターを編むのに使ったコットン糸を切ってみつ編みをしてその代わりとしました。これでファスナーで糸を噛んでしまう心配がなくなり、安心してプロジェクトの出し入れができるようになってうれしい。
大きなプロジェクトを入れるなら、もっと大きなものを作らないとダメですが、くつ下くらいならこのサイズで十分入ります。便利。作って良かった~。制作時間はたぶん全部で4時間くらい。ミシンだったら半分以下の時間になりますが、手縫いもまた良し、ということにしておきます。同じ生地をあともう一つ買ってあるので、これと同じサイズならあと三つは作れます。セーターやカーディガンが入るくらいの大きなプロジェクトバッグも欲しいので、いずれ作ろうかな。
一度手縫いで袋を作ったら、手で縫って作ることの抵抗感がなくなったように思います。
なお、下の写真は左がSøstrene Greneで売られていた既製品で、右が自分で縫ったものです。既製品の方がほんの少し大きいですが、だいたい同じくらいのサイズと言えるでしょう。既製品の値段は€2.64で、生地の方は半分サイズだと€1.73(一枚€3.46)。既製品の安さに驚いちゃったよ。いまこの既製品の巾着袋にも、編みかけのプロジェクトを入れています。
この記事を書いていて思い出したのですが、未開封の手ぬぐいが何枚かあったんだった(歌舞伎関連のかなーり渋いヤツ)。それでプロジェクトバッグを編むのもありかも。たぶん手ぬぐいの生地の方が縫いやすいだろうし、検討してみようかな。