旅の戦利品 ~マインツ
まだ旅の話が続きます。
今回マインツへの旅で、毛糸的に一番の目的だったのは、マインツの毛糸屋さんWollzeitでの買い物でした。
Wollzeitは、以前マインツに住んでいたときに何度か利用したことがあったお店です。しかし、今回の滞在では運が悪いことに、マインツに到着する日がセール最終日な上に、営業時間内に到着するのは多分無理(到着予定時刻が17時だったので、普通なら行けるだろうと思うでしょ? でも遅れまくるドイツ鉄道を信用していないし、実際に到着が遅れたし、結局営業時間には間に合わなかった)、そして翌日の金曜日は普段にはない臨時休業日、土曜日は14時まで営業していることは分かったのですが、この日は夫の用事で午前中からパーティーに出席する必要があったため、Wollzeitへ行けても滞在時間はがんばって?15分くらい……とまあ、こんな感じでいろんなことが重なって、正直お店に行けるかも微妙な感じでした。楽しみにしてたのにー! ぎゃふん。
これまでマインツから引越して以降何度か訪れていますが、いつもタイミングが悪くてお店には全然行けなかったのです。だからこそ、今回はチャンス!と思ったのに、唯一一人で動ける金曜日がまさか休みとはね~……。しかもお店移転後初めて訪れるため、店内をゆっくり見たかったのになあ。まあ、夫曰く『マインツはまた用事があって行く可能性が高いところだから』という言葉を信じるしか。
前置きが長くなりましたが、マインツ大聖堂横の旧市街にほど近い場所にあるWollzeitという毛糸屋さんへ行ってきました(滞在15分だったけど)。
![](https://brahminen.com/knitup/wp-content/uploads/2024/06/wollzeit_mainz01.jpg)
ここは、いま住んでいるゲッティンゲン近郊の実店舗では見かけることがないRohrspatz und Wollmeiseというミュンヘンの北に位置するPfaffenhofen (/Ilm)にある毛糸メーカーの糸を扱っていて、久しぶりに手に取って実物を見られるのをすごく楽しみにしていました。一度だけRohrspatz und Wollmeiseの糸をWollzeitで購入したことがあって、それ以降Wollmeriseの糸が気になり過ぎて、頻繁にウェブサイトをよく見ていたのですが……やっぱり実物は違う。実物を見れて良かった! 発色が本当にキレイで、見た目も触り心地も良くてうっとり。糸は複数の種類がありましたが、お店の人にいろいろと聞いて、上の写真にある糸を購入しました。これは、Blendシリーズ(ウール70%、カシミア20%、ポリアミド10%の混紡)のSchlicht(「質素な」「地味な」または「素朴な」とかそんな意味)という名前のグレーブルーの糸で、ふわふわしていて、でもツヤツヤで、めちゃくちゃ柔らかくて最高……! 公式サイトに上がっている画像よりも実物はもっと明るくて薄い色味です。
本当はもうひとつ同じ色のものが欲しかったですが、残念ながら店頭に在庫がなかったので1カセだけ購入しました。色が気に入っただけで選んだ糸なのでまだ何を編むかは考えていませんが、せっかくカシミアが入っているので、カーディガン(公式サイトで追加購入の必要がありますが)やショールを編めたらいいな、と思っています。