Turning Point その7「かかとの編み方いろいろ」 〜52 Weeks of Socksプロジェクト


 ハイソックスのため、長い脚 Leg部分に少々苦労したTurning Pointですが、やっとかかと編みに到達し、そしてかかと編みが終わりました。


 くつ下パターン集、Laine Publishing“52 Weeks of Socks”(リンク先:Ravelry)に掲載されている52作品を全部編むという『52 Weeks of Socksプロジェクト』をのんびりと行っています。このくつ下パターン集については、下記の記事で紹介しています。

Turning Pointのパターンは↓こちら(リンク先: Ravelry)。


 かかとは、滑り目と表目で編むヒールフラップとガセット。よく顔を出していたイギリスのKnittign Groupのリーダー(当時で御年85くらいの矍鑠としたマダム)曰く『イギリスの伝統的なかかと』です。ただし、Turning Pointはヒールフラップの各段最初の目の扱いが、伝統的なやり方とはほんの少し違いましたが、見た目にはまったく分かりません。小さな違いだとはいえ、毎度毎度言っていますが、世界にはいろんなかかとの編み方があるものだと感心します。

 そういえば、かかとでふと思い出したのですが、大昔(90年代ごろ)に見た雑誌だか本に載っていたくつ下のかかとは、平編みで台形に編んだあと逆台形?(こんな言葉ないか)でもとの目数に戻し再び輪編みに戻り、最後にかかとの開いているところを縫ってとじる、というものでした(片方だけ編んだ記憶があるので、たぶんそのやり方で間違ってないと思うけど、ちょっと自信なし。記憶違いだったらスミマセン)。それ以来、同じ編み方をするくつ下を一度も見たことがなくて、あれは日本独自の編み方だったのかもなあ、なんて思っています。いまは日本でも英文パターンでよく見かけるヒールフラップとガセットのかかとやショートロウのかかとを紹介する本が圧倒的に増えたようで、もうだいぶそれらが一般的になっているみたいなので、このやり方は淘汰されちゃったのかな〜。まあ、昔は小モノ編みにくつ下のパターンが載っているのは稀だったような記憶もあるので(小モノといえばマフラー、帽子、手袋ばかりで、たまーにくつ下やそのほかが載っていた、とう印象。当時はカウルもなく、首周りの手編み品といえばマフラーだった)、日本独自のくつ下の編み方があるかどうかも分かりませんが。

 さて。昔話はこの辺にして。
 Turning Pointはあと足 Foot部分のみ。再び交差のある模様編みが始まりますが、模様は甲のみで残りの半分がメリヤス編みなので、ちょっと楽?になるかも。足の長さは模様に左右されそうなので、自分の足のサイズと模様の長さが合うのかは分かりません。どうなるか。
 
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2件のコメント

  • Yukaさんこんにちは!52靴下どんどん捗ってますね~。ちょうど今ノルウェースリッパのパターンを探していて、まさに昨夜見かけましたよー台形を上下にくっつけたかかと(砂時計型ですよね)。今回は減らし目で形成するタイプ(両端がセルブーミトンのとんがり形になるタイプ)を探しているので縫い合わせタイプはよくよくは見ませんでしたが、日本のパターンではなかったかもです。にしてもタイミングがドンピシャでびっくり😂

    • Iggiさん、コメントありがとうございます!
      おお! 砂時計型! まさにその形になるかかとです!(台形に逆台形と説明してしまった自分の語彙力……そうじゃん、砂時計じゃん……) 日本以外でもこの編み方がありましたか〜。あまり意識して探したことがありませんでしたが、もしかしたらどこかで見つかるかもしれませんね。自分でも探してみようかと思います。
      それにしても、事前打ち合わせがあったかのようなタイミングでビックリしました(笑)。情報、ありがとうございました!

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