自然保護区域内の道


 夫が忘れ物をしたので、それを届けに職場まで歩いて行ったのですが、その道すがら、見たことがある看板を見つけました。そこがNaturschutzgebiet 自然保護区であることを示す看板(上の写真)です。久しぶりに見ました。『自然保護区』と聞くと、あまり人が分け入ることができないような場所を想像してしまいますが、そもそもこの自然保護区は夫の職場のすぐ横にあって誰でも通れるよう道が整備されているところ。とはいえ、自然を保護している区域なので、さまざまな規則があり、それに反する行為が見つかると罰金が科せられる可能性があります。そのルールに則って普通に歩くだけなら、普通の道と何ら変わりません。


 同じ自然保護区内にこんな看板もありました。この看板には、ここがWaldweg 森林道であり、バイク・自動車、乗馬は禁止(林業作業者は自由)であることが書かれています。基本的には、人もしくは自転車しか通れないっていうことですね。


 こちらの看板を見るのは初めてでした。これには、この自然保護区でのルールがかなり事細かく書かれています。

  • 犬を連れている人はリードを必ずつけること
  • 自然保護区内では常に枝が折れたり木が倒れたりする危険があるので立ち入りは自己責任であること
  • 許可されていること:

  • 指定のバーベキュー場で火を焚くこと
  • 幅3 m以上の舗装された道でのサイクリング
  • 標識がある道での乗馬
  • 原則禁止:

  • キノコや植物の採取
  • キャンプをすること
  • 人と動物の水浴び
  • ゴミの放置
  • 動物を脅かしたり捕獲すること
  •  自然を保護しつつ、人が楽しむためのルールばかりです。まあ、どれも普通のことじゃないでしょうか。

     これらのことに気をつけて通れば、自由に通ることができるとても気持ちの良い道です。気温が低ければ虫の心配もないし、晴れている日なんかに歩いたら最高です。ここが街から車で5分も走ったところにあるんだから、ドイツの自然ってすごい。
     
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