日本語のまま定着してる言葉、Ikejime(活け締め)


 先日、お気に入りの地中海料理レストランで何を注文しようか夫と二人でメニューを見ていたら、突然夫が『あっ! 活け締めの魚だって! しかも塩釜焼きがあるよ!』と言うではないですか。メニューを見ると確かに書かれてる。

Wolfsbarsch(ヴォルフスバーシュ、ヨーロピアンシーバスのことでスズキ目の魚)
Für 2 Personen vom Grill oder Salzkruste(焼きまたは塩釜焼き、2人前)
Beilage nach Wahl(自分で選ぶサイドディッシュ)
Ikejime Qualität(活け締め品質)

 メニューにIkejimeとあるのを見たときの衝撃よ……。まさかこんなところでIkejimeという日本語を見るとはね。夫曰く、以前のヨーロッパには活け締めの技術がなく、そのやり方を伝えたのが日本人だったから、とのこと。Sushi(寿司)やTofu(豆腐)、Bento(弁当)、Onigiri(おにぎり)なんかと同じように、日本語がそのまま定着してるってことか。すごいな。でも、これまで見たことのあるそのまま定着した日本語のなかでは、一番強烈な言葉かも(笑)。

 シュトゥットガルトは周りを山に囲まれた盆地で、ライン川の支流であるネッカー川が流れてはいるものの、海からは遠いところにあるのに、お魚を扱うレストランも多く、質も良いもんで、越してきたころは本当に驚きました。このお気に入りのレストランもその一つで、ここで食事するときは魚メニューばかり注文してしまいます。

 この日は当然このメニューで決まりです。

 そして出てきたのが↓こちら(塩を割ったあとだけど)。本当に塩釜焼きだ〜!

塩の塊を除けたあと、身から骨を取ってくれました

 お店の方が身から丁寧に骨を取ってくれましたが『魚は食べ慣れてるし、骨を上手に取りながら食べられるからそのままでいいよ!』と言いたいところをグッと我慢しました(笑)。

 身はふわふわで、塩が効いている皮と食べると、とにかく美味しい!(鱗は取って欲しかったけどさ……) アジア系レストランではないため、食べるときはナイフとフォークを使ったのですが、お箸で食べたい!と思ったのはちょっとだけ内緒です。
 
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