詐欺なのかそうじゃないのか判断に迷ったVerimiからのメール

ある日朝起きてメールボックスを開いたら、怪しいメールが届いていました。
差出人はVerimi。メールの書き出しがDear Verimi user, だったので身構えました。こういうのって大抵登録者名が記載されてくるのに、userですからね……。こういうのがメールボックスに入らないよう設定などである程度自衛しているのですが、たまーにそれらをかいくぐって届くことがあるんですよね。
Verimiとは、ドイツで使われている個人情報を管理するアプリで、これに参加しているドイツの企業サイト(ルフトハンザ航空やドイツ銀行などなど)へのログインを一元化するもので、データプライバシー関連の規制「EU一般データ保護規則」を守る、というものらしいです(よく分からん)。アプリを開くと、自分の名前や住所はもちろん、パスポートや運転免許証なんかの登録もできるみたいで、初めてこのアプリをダウンロードしたときはVerimiについて何の知識なかったので、『このアプリに情報を集約して大丈夫なんだろうか……』と感じました。
なぜこのアプリをダウンロードしなければならなかったかというと、DB(Deutsche Bahn、ドイツ鉄道)の乗車切符サブスクリプションDeutschland-Ticket(D-Ticket)を購入するに必要だったからです。iPhoneユーザーの私とAndroidユーザーの夫とで、このアプリの使い勝手の感想が全然違ったので一概には言えませんが、iPhoneユーザーの私にとっては使い勝手が非常に悪くて、サブスクリプション登録は一苦労も二苦労も、なんなら十苦労もしました。あまりにもVerimiでの登録がスムーズに進まないもんだから、一度放り出したほどでした。
まあ、そんなアプリだったのであまり心象が良くない上に、届いたメールの書き出しがコレでしたから、身構えるってもんです。
こういった怪しいメールが届くと、真っ先に差出人の住所を確認します。詐欺メールのほとんどは差出人のメールアドレスが本文内容とはまったく違うため(たとえば、Amazon.deに関する内容で届いてるのに、アドレスにはAmazonの単語すらない、どう見ても個人メールのアドレスだったり)、すぐに詐欺メールだと分かります。しかし、今回のメールは差出人のアドレスにはVerimiのアカウントから届いたメールで間違いなさそうでした。でももちろん、まだ疑ってる。
メールの内容は、『48時間後にVerimiに登録したあなたのアカウントと関連するすべてのデータが削除されるので、保持したければ48時間以内に下のボタンからVerimiの登録内容を再アクティブ化してね(以下略)』でした。もうVerimiを使ってD-Ticketは購入できているので、もしかしたらもうアプリはいらないかもしれないのですが、Verimiのアカウントが消えたことでDBサブスクリプションに不具合が起きたら非常に困るので、アカウントは存続させることに。ただメールにあるボタンを押して変なところに誘導されちゃかなわないので、直接アプリを開いてまだ登録していなかった住所を変更することで再アクティブ化することにしました。登録完了したその直後、再アクティブ化を促す内容のメールと同じメールアドレスから、同じ書き出しDear Verimi user, という書き出しで『住所が加わりました』とメールが届いたので、あのメールはどうやら詐欺じゃなかったようです。これで一安心できました。
いろいろと調べてみると、Verimiはあちこちで悪評が書かれており、でもこれを使わないとD-Ticketが買えないので(DB窓口など人を介して購入することは不可)みんな使わざるを得ないんですよね。だから悪評の口コミが蔓延しているのだと思います。
また、どれくらいの頻度かは分かりませんが、Verimiから『頻繁に』48時間後にアカウントとデータを削除するから何とかしろってメールが届くとの口コミもありました。ある一定期間ログインもなく個人データがそのままあるのは危ないので、そのための措置として、今回メールが届いたのかな、と思い直すことができました。たまにアプリにログインして、使っていることを示しておけばそれもなくなるのかと思います。
それにしても、メール本文の書き出しだけで詐欺メールと判断してしまっていたら、アカウントごとすべてなくなってしまったかもしれません。怪しいメールは、だいたいは登録しているメールアカウントの@マーク前のユーザー名か、Dear Customerと始まる書き出しが多いので、今回もそれかと思い、危うく無視してゴミ箱に入れてしまうところでした。やれやれ。