『手編み大好き!』に付いていた付録


 実家には、昔に購入した編み物の本を置いているので、どんなものがあったっけ?と発掘していて見つけたのが「手編み大好き!」(成美堂出版、1999)という、中綴じ(紙を折った中心を針金で止めたもの)で製本された、見た目完全に雑誌またはムックの本でした(しまった、現物の写真を撮っておくの忘れた……そのため、この本の正式タイトルが分からず)。懐かしくてパラパラとめくっていたら、中で一緒に綴じられていた付録冊子「編みもの教室&詳しい図解つき 編み方の基礎」が含まれていることに気づきました。本文が25ページしかないので、ペラペラです。でもこれには、知らなかったやり方がいくつか書かれていることが分かったので、この付録だけ切り離してドイツに持ってきました。

 冊子自体はページ数が少ないですが、内容はかなり濃いです。Vネックセーター(本文ではVあきセーター)と5本指の手袋の編み方を図版たっぷりで紹介しつつ、道具のことや編み図や製図の読み方、ゲージの図り方、針と糸の持ち方、途中で糸をつなぐやり方といった基礎の基礎から編み方まで学べるようになっています。

1999年刊行の「手編み大好き!」(たぶん秋冬号)の付録、「編みもの教室&詳しい図解つき 編み方の基礎」の目次。たった25ページではありますが、誌面サイズが226mm × 280mm(これはA4変形か……?)と1ページが結構大きいため、図版と情報がたくさん入っているのも納得。そしてその多さに感心します

 この冊子には、別糸を使う『1目ゴム編みの作り目』の方法が載っていたのですが、それがまったく知らない方法だったんです! 別糸を使う作り目はこれまで何度も使ったことがありますが、それとはまた別の方法があったなんて。これをどうしても自分でやってみたくて、付録冊子を本体から外してドイツへ持ってきました。今度さっそく使ってみようと思ってます。
 またほかにも、ガーターの編地同士や裏メリヤス編み同士をすくいとじする方法もあって、これらは知らなかったので助かります。また、糸端の始末の仕方、ボタン穴がない状態で作るボタンホール「無理穴」の作り方、ファスナーの付け方などが掲載されているのも新鮮。当時は、とくに糸端の始末の仕方について知りたくて、でも(自分で探せた)どの本にも載ってなくて、完全に自己流でやっていましたが、灯台下暗しだったんですねえ……。

 それにしても、こんなペラペラな冊子にたくさんの情報がこれでもか!と詰め込まれていて、これが付録だなんて、ちょっと信じられません。

 ところでこの「手編み大好き!」が昨年2024年の春夏号まで刊行されていたことを知って、ものすごーく驚きました。私が持っている号が1999年の(たぶん秋冬号)ですし、ネットで検索してみると80年代に刊行された同誌の表紙が見つかったので、少なくとも35年以上続いていたってことですよね。ここ二年くらいの間に、再び編み物が流行り始めたところだったのに、そのタイミングで刊行が終わってしまったとは……出版社側のいろんな事情も分かるだけに、なかなか難しいものだと改めて感じます。
 
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