2020年のKnit up!的まとめ

 いよいよ2020年も大晦日を迎えたので、今年のことをKnit up!的視点からまとめてみようと思います。
 

年が明けて、イギリスにも襲い掛かったCovid-19(新型コロナウイルス)の波

 昨年2019年の12月ごろに最初に感染者が発見され、その後年が明けて2020年からは中国、韓国や日本などでコロナの波にのまれつつあったころ、イギリスではまだ対岸の火事でした。しかし、様子が変わったのは1月末ごろで、このときにイギリスで初の感染者が出てしまいました。2月に入ってすぐに登録しているGP(診療所)より、『ここ2週間で、中国から来た人、もしくはそういう人と直に接触をした人、または現在具合が悪い人は、GPに来ないように』とのメッセージが届きました。このときのメッセージは、アジア人だけに送られたようで、友人の話によると、非アジア人には送られていなかったようです。
 このころは、まだイギリス国内での感染者数は少なく、むしろイタリア、スペイン、フランスあたりの新規感染者数・Covid-19関連の死亡者数が急激に増えており、いよいよヨーロッパに広まってきた感がありました。

 しかし、それからすぐにイギリスでも新規感染者が日々増加する一方で、3月の上旬にはイギリスで初のCovid-19関連の死亡者が出てしまいました。中旬になると、にわかにロックダウンの噂が出はじめ、UK政府の取り決めによって3月26日にロックダウンが開始されることが発表されました。すると、スーパーでの買い占めが始まり、いろんな生活用品が一時的にスーパーから姿を消しました。真っ先に棚から消えたのは、なぜかトイレットペーパーだったのは世界中どこもそうだったのは驚きました。
 この状況下で一番の要でもある医療従事者のNHS(National Health Service)職員さんたちが、仕事を終えてスーパーへ買い物に行っても、すでに買い占めなどで商品がなくなってしまっていたため、何も買えないという問題が各地で起こり、各スーパーでは、NHS職員さんたちを第一優先に買い物ができるように、取り計いがされました。

 予定通りロックダウンが始まると、町からは人が消え、とても静かになったのをよく覚えています。食料品や薬など生活必需品を購入するための外出と運動のための外出が許されていたのは、どちらも一日に一度だけ、それ以外は、家にいなくてはいけなかったため、最低限の経済しか回っていませんでした。
 6月中旬には少しずつ緩和され始めましたがまだまだ状況は厳しく、その後、7月上旬になって、やっとカフェやレストランが再オープンとなりました。ただし、外出時や店舗入店時にはマスク着用が必須で、それは現在も続いています。

 秋ごろにはPostcode 郵便番号で分けられた地域ごとに危険度を知ることができるページが、UK政府のウェブサイトで運用が始まっています。このころはイングランド北部が最も危険なTier 3(超厳戒態勢)でしたが、ケンブリッジはTier 2(厳戒態勢)でした。

 冬には再び来ると言われていた第二波が到来し、クリスマスには家族で会えるようにと、11月5日から再び全国でのロックダウンが始まりました。3月の第一回に比べるとかなり緩いルールだったのが印象的でした。12月3日にこれが終わると、町はクリスマスで人がごった返したからなのか、新規感染者が急激に増加、さらにはCovid-19の変異株がイギリスで発見されたことを受けて、それまでTier 3までしかなかった段階にTier 4(自宅待機、理由なき外出はできない)が加えられ、首都ロンドンを含むイギリス南東部に初めて適用となりました。ここケンブリッジも12月26日にTier 2からTier 4へと引き上げられ、現在もそれが続いている状態です。ちなみに、このTier 4は、第一回目のロックダウンのときとほぼ一緒で、かなり厳しい内容となっています。

 大雑把にこれまでのことを書いてみても、Covid-19絡みでいろんなことが起きた一年でした。

怠け心を見せるな、ブログKnit up!始まる

 自由に外出することができなかった5月上旬、運動したり家で編み物をする以外に、とくに何もしていなかった私に夫が「ブログでも始めてみたら?」と言ってくれたことがきっかけで、2020年6月1日にKnit up!をスタートしました。日々ネタ探しに奔走・迷走しつつ、現在も毎日更新中。おかげさまでそろそろ7か月が経つことに。次の目標は毎日更新で1年を迎えることです。ネタ切れしないようにがんばろう。

 12月31日現在で、ブログ内でのアクセス数ナンバー1が、日本から届いた荷物が住民共有玄関に放置されていたことを書いた記事(下記)でした。9月30日にこの記事が公開されて以降、じわじわとアクセス数を増やし、以前はドイツ国内で引越しについて書いた最初の記事が第1位だったのが、いつの間にやら荷物放置記事が大逆転。一体なぜこの記事が一番のアクセス数なのかは謎。

編みすぎか、それともフォームを変えたのがダメだったか、左腕を痛める

 今年は、編み方のフォームを変えようと、試行錯誤をした年でした。そうして、ようやくしっくりくるフォームとなり、いままでよりもさらに速く編めるようになって喜びも束の間、目を送るくらいしか使っていないハズの左腕、とくに肘周り、を痛めてしまったのは痛恨の極み。最近では手が空いていると、右手が左腕をマッサージしている状態に。いまだに長時間編むと痛みがひどくなるので、逆に編み上がるまで時間がかかるようになってしまったという本末転倒っぷり。

腕が痛くたってなんのその、一年間で編んだ作品数、過去最多に

 編んだものを一覧にしてみて、自分でも驚きました。いままで、一年間でこんなに編んだ経験はありません。ブログのネタのためにも、いつも何かしら編んでいたので、まさにブログが生み出した数。

セーター 2着(+編みかけ2着、断念したもの1着)
カーディガン 2着
靴下 4足(+編みかけ1足)
帽子 4枚
指なしミトン 2組
アームウォーマー 2組
バッグ 1枚
ブランケット 1枚

 がんばりました。


 今年、ブログKnit up!を読んでくださったみなさま、ありがとうございました。来年も引き続き、Knit up!をよろしくお願いいたします。

 では、良いお年を。

【追記】 
※Covid-19絡みですっかり忘れていましたが、今年はBrexit ブレグジットから始まった年だったことを思い出しました。が、ロックダウンもあって家にいることがほとんどだったこともあって、ブレグジットを実感することはあまりなかったです。

 
 
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