編んだ作品：Mariechen by Isabell Kraemer［Top-Down カーディガン］
使用糸：West Yorkshire Spinners Aire Valley Essential DK – 630 Nutmeg

　イザベルさんの作品は、好みのものが多く、どれも編んでみたいと思わされます。とくに、このマリーヒェンは、前身ごろの模様編みに惹かれ、ずっと編みたいと思っていたパターンでした。Ravelryでこの作品を編んだ方たちの写真を見るとなぜかグレーが多かったので、自分はほかの色にしようと悩みに悩んでWYSのAire Valley Essential DKのナツメグ色（明るい茶、または濃いオレンジ）に決めました。実物を見たことがないままオンラインで注文するのは少し勇気がいりましたが、届いてみると発色がキレイで、何より暖かそうな糸だったのが気に入りました（現在は、実物を見たことがなくてもガンガンオンラインで注文しています）。ただ、残念なことに、このAire Valley Essential DKは廃盤になってしまったようです。WYSのサイトへ行っても、同シリーズではあるらしいCocktail Rangeしかありませんでした。色合いがステキだったので残念。

　この毛糸を注文したころは、ちょうど第1回目のロックダウン中で、あちこちで起きていた遅配に巻き込まれたなかやっと届いたので、うれしくて届いてすぐに編み始めたことを思い出します。
　今年2020年の4月26日に編み始めて、5月11日には編み上げました。約2週間で着るものを編み上げたのは、自分史上最速です。何段で増し目にするかなどを細かくメモしてから編んだので、ミスして解いてまた編んで、というのがほとんどなかったのが速く編み上げることができた要因だと思います。このころはまだメモリーシートは使っていませんでしたが、こうやって書き出すのは大事なことだと実感したのも、このマリーヒェンでした。

　10月の上旬にはやっとこさボタンが付け終わり、ようやく完成となりました。お気に入りのカーディガンです。ほかの色でもまた編みたいなあ。
　マリーヒェンを編んだときは、まだ糸を小指に巻きつけて編むやり方だったこともあり、目が少しキツめになっていますが、今だったらもう少し緩く編めるかもしれません。

　こちらの作品は、ブログでボタン付けをして完成したことを書いていますが、本体はブログを始める前に編んだものなので、『いままで編んだもの』のくくりにしました。

半年越しにカーディガンMariechen完成

　このブログを開設する前、今年の4月に、人気ニットデザイナーのイザベル・クレマー Isabell Kraemerさんのカーディガン、Mariechenを編み上げました。「ちっちゃなマリー（マリーヒェン）」という名前がカワイイ、前身ごろに模様編みが入った、Top-Downで編むカーディガンです。　しかし、なかなか気に入るボタンが見つからず、ボタンが付かないまま、気づけばすでに半年が経っていました。このままだと、カーディガンに袖を通せないままになってしまう！と焦り、先日、Wool Warehouseに毛糸を注文するついでに、ようやくボタンを注...