洋服をリサイクルするなら


 引越し準備をしていたさい、洋服を箱に詰めようと整理していたら、着るだろうと思って日本から持ってきた服(主にアウター)でほとんど袖を通していないものが何着もありました。というのも、日本とこちらの気候が全然違い、日本だったら着る機会が多かったものでも、こちらでは着られる期間がとんでもなく短いのです。部屋のなかも暖かいので着ることもなく、外出するのに着るには寒すぎる。こうやってだんだんと荷物の奥へ奥へと追いやられていき、結果的に着ることがなくなってしまいました。自分でカーディガンを編むようになったのも、それに拍車をかけてしまったかもしれません。

 通常なら、British Heart AssociationCancer Research UKOxfamといったチャリティーショップに持ち込み寄付をするのがいいのでしょうが、なにせ長年しまい込んでいたこともあって、あちこちダメになっているものも多く、仕方がないので寄付できなさそうなものは捨てることにしました。

 イギリスでは、ゴミを捨てるときに分類をすることになっていますが、さほど厳密ではない印象でした。ただし、地球環境に悪そうなもの(電池や電球、電化製品など)は、かなり細かく分類しなければなりません。これは日本でも一緒ですね。ドイツも同様でした。そういえば、ドイツにいたときは、町からかなり離れた郊外に電化製品の廃棄場があったため、捨てるのに苦労しました。車があれば問題なかったのですが、持っていなかったため、自転車で複数の電化製品を背負いながら自転車で捨てに行きました。郊外の廃棄場近くは、アウトバーン入り口そばで、周りは工場だらけ、大型ダンプがたくさん走るような道ばかりだったので、ダンプと自転車で並走するのが怖かったなあ……。

 話が逸れました。服を捨てる話です。
 服を捨てる場合、Mixed Recycle(リサイクル品を捨てるゴミの分類)に捨てるのではなく、ケンブリッジの各所にあるRecycling Pointへ捨てに行くことが推奨されています。リンク先を見ると、いろんなところにそのポイントがあるので、そのなかからTextilesが含まれる場所を見つけ、そこへ捨てに行けばOK。私は、前に一度捨てに行ったことがある家から2番めに近い場所(Stretten Avenue、St Luke’s Churchの裏)へ、捨てに行きました。

 しかし、そこに置いてあったはずのゴミ箱が、すべてきれいに撤去されているではありませんか……(上の写真)。周りを見渡しても捨てられそうなところがありません。コロナでいろいろと変わってしまったのでしょうか。分かりません。ほかの場所でもこうなっている可能性がありますね。ゴミ箱を撤去してるなら、その情報をちゃんとCity Councilが責任を持ってサイトで告知してくれー。ゴミ箱がなくなっていてガッカリ。

 気を取り直して、Stretten Avenueのポイントからほど近いHiston Road沿いにあるポイントへ移動しました。ただ、何度か通っているHiston Roadに服が捨てられるところがあったかな?と半信半疑だったのですが、歩いて探してみたら、ここにはちゃんとありました。道路沿いというよりは、建物(Bermuda Terrace flats)の敷地内にあったため、自転車に乗って移動していたら気づかなかったと思います。どうりで見たことなかったはずだ。

 そしてようやく捨てることができました。小さい子にじーっと見られながら……。
 
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