面倒なゴミのこと


 生活をしていると、どうしても出てしまうのがゴミ。ドイツはこれがちょっと厄介です。先述のとおり、自治体によって分別の細かいところが違うため、A自治体ではMüll 普通ゴミだったのが、B自治体ではBioゴミだったりするので、引越してまずやったことの一つに、ゴミの分別を調べることがありました。
 食生活で出るゴミについては(野菜屑、パッケージゴミなどなど)、常識が180度変わってしまうような分別の違いはないため、ざっと目を通すだけで問題ありませんでした。こういったゴミについては、アパートの管理人さんがゴミ回収日の前日にゴミ回収容器を道路へ出してくれるので(翌日の朝、収集車がやって来てゴミを回収していく)、ゴミの日を気にすることもなく、そこは非常に楽です。
 使用済み電池、使用済み電球も分別しなければいけませんが、これはドラッグストアのdmで回収していますし、スーパーも回収を行なっていることがあります。近所のスーパーを見てみたら、これらの回収ボックスを発見。それだけでなく、そこでは小型電気製品(辺が20cm未満の電気機器)の回収もしていることが分かりました。これは便利。

 しかし、これよりも大きなゴミになると少々面倒になります。というか、できればあんまりやりたくない。
 たとえば、20cm以上の電化製品。粗大ゴミ。これらにはいろいろとルールがあり、それに則って捨てなければなりません。電化製品でも、大きすぎないもの(パソコンのバッテリーや小型家電など)は電気電子機器廃棄物として特別な場所へ運ばなければならなかったり、大きいもの(電子レンジや食洗機、洗濯機など)は粗大ゴミになります。粗大ゴミはインターネットからか、粗大ゴミ回収カードに記入して申し込んで引き取りに来てもらいます。またドイツはDIY大国で、個人で家のリフォームをする人が多いこともあってか、それらに使う材料やペンキなどにも捨て方が細かく指定されています。
 こういったことが分かれば難しくないことですが、自治体が用意しているどのゴミをどう捨てたらいいのかを検索できるページが全然使えないんですよねー……。そこで検索しても出てこないものは、思い切って普通ゴミで捨ててしまおうか?とさえ思ってしまいます。意外とそれが正解だったりするといいのですが。

 以前、粗大ゴミを捨てるのに申し込みをし、市が指定した日に出して待っていたのに、反故にされ別の日になったことがあって、ドイツでのゴミ捨てにネガティヴな印象を持っています。これがおそらく遠因で、いまは何をどう捨てたらいいかを調べるのも億劫です。明日あたりに書こうと思っているのですが、自宅でできるコロナのRapid testをやったので、その使用済みキットもどう捨てればいいのか(薬などの医療廃棄物は、特別な捨て方がある)まだ分からないし。あー、本当に面倒だ……。
 
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2件のコメント

  • ドイツもエコ先進国だし、ごみは大変そうですね。ベルギーもなかなかすごくて、フランスから来た当時は、ごみが出るたびにこれは何の袋に捨てるのだ?と悩みすぎたものです。
    うちの町は年末にゴミ出しカレンダーが配られて、そこにこのゴミ袋は中身は何をいれてよい、とかカレンダーは通りでごみをだせる曜日が決まっているので、その色でわけられたマークが一年分のカレンダーについているのでわかりやすいんですが、ごみって多岐にわたるので、これは?というものが多いし、一度市役所にいって質問したことがあるのですが、あら、それはいい質問ね(あんたは池上さんか?状態)といわれ、結局ちゃんとした回答をしてもらえませんでした。その彼女がどう捨ててるのか聞けるだけでよかったんですが。ゴミカレンダーには正解が書いてないことだったので長く住んでる、しかも市役所の職員ならわかるだろと思って聞いたのに。
    おっと、長くなってしまいました。フランスに戻るとゴミ分別後進国なので楽になるのですが、ベルギーでの経験を活かしていけたらと思ってます。

    • マカロンさん、コメントありがとうございます。
      ヨーロッパで初めて住んだのがドイツだったので、ゴミのことはドイツで鍛えられたせいか、イギリスでのゴミ捨ては楽でした。いまはどこもゴミ分別が厳しそうですよね。おっしゃるように、ゴミと言っても多岐にわたるので、何に分別したらいいのか未だに迷うものが多いです。ベルギーは、市の職員に質問しても分からないくらい、分別が細分化されているのでしょうか。でもフランスがそうでもないことを知って、ちょっと笑ってしまいました。

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