ルバーブのジャム



 春が近づいてくると、ドイツやイギリスの市場に立つ八百屋さんには、いろいろな春を告げる野菜や果物が徐々に並び始めます。ルバーブもその一つで、もし見かけたら買うようにしています。ドイツに住んでいるときから、毎年、ルバーブを買ったらジャムを作っています。出来上がりがピンク色になるように、なるべく赤い色がたくさんあるルバーブを吟味しています。緑色が多いと、野菜のペーストか?(ある意味正しい)と見紛うばかりの代物になるんですよね……。味は美味しいのですが、自分の気分を上げるためにも、目指すはピンク色。写真は、今年のものです。

 作り方は本当に簡単。お鍋に2cm幅くらいに輪切りにしたルバーブを入れて、その上に砂糖をふりかけて数時間放置、ルバーブから液体が十分出ていたらお鍋を火にかけて煮る。焦がさないように、火は弱めにして常にかき混ぜ、水分が飛んでドロっとしたら出来上がり。粗熱をとったら煮沸消毒したガラスの入れ物などに入れて保存。私はWeckのキャニスターを愛用しています(ウェック(Weck) ギフトボックス MOLD 140ml×4 WE-S208 ←クリップとゴムパッキンはセットの方が何かと便利です。Amazonで購入できます)。
 
 ジャムを作る分量はいつも適当で目分量ですが、甘過ぎないジャムが好みなので、砂糖は少なめに、ルバーブ自体にも酸味があるのでレモン汁も少しだけにすることを意識しています。煮ているときに味見をして砂糖とレモン汁で好みに調整するといいかもしれません。ちなみに、お砂糖はCane Sugar(サトウキビ糖)を使っています。
 砂糖の浸透圧で出た水分とレモン汁だけでルバーブを煮ていると、水分がたくさん出てくるのですが、しばらくするとだんだん繊維がほぐれてきます。そのルバーブがほぐれていく様子を見たいがために、ジャムを作っていると言っても過言ではありません。ルバーブのほぐれていく様子を見るのが好き過ぎて、見るたびにニヤニヤしています。変。

にほんブログ村 海外生活ブログ イギリス情報へ 

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です