パターンに用意されている言語


 ヨーロッパに住むようになって、パターンの購入はもっぱらRavelryでのダウンロード販売を利用しています。英語パターンで編むようになって6年くらいが経ちますが、ドイツ語で書かれたパターンでも編めるようになりたいと思い、いまは何か良い本がないか探しているところです。本を買わずとも、パターンによっては多言語で用意されているものがあるので(例:毛糸メーカーDropsが用意しているパターン)、それの英語とドイツ語を見比べながら編んでみるのが一番合理的かな、と思い始めています。

 さて、多言語とは一口に言ってはみたものの、英語以外のどんな言語でパターンが用意されているのかはあまり注目したことがありませんでした。Ravelryでアップされているパターンは、英語がダントツに多いであろうことは承知していましたが、その次に多く用意されている言語は何か調べてみることにしました。フィルターをKnittingに絞って言語を見てみたら、次のような数でした(2021年8月6日現在)。

English 560,704
German 68,344
French 49,405
Norwegian 33,559
Dutch 25,172
Danish 22,363
Swedish 20,662
Finnish 19,042
Spanish 16,709
Italian 15,106
Czech 10,957
Japanese 9,566
…(以下略)  

 思っていた以上にドイツ語とフランス語が多いですね。確かによく見かけます。フィンランド語より上にある国(ノルウェー、オランダ、デンマーク、スウェーデン)は、見事に寒いところばかりで、どの国も編み物がとても盛んな印象があります。意外だったのは、日本語です。結構な数がアップされていますね。チェコ語に迫っています。チェコ語よりも日本語の方が圧倒的に話者が多いので、そのうちチェコ語を抜いてしまうかもしれません。

 RavelryのLanguageカテゴリーの一番下にあるMore languagesフォルダをクリックすると、そのほかの言語の数を見ることができます。ここを見てみると、中国語よりも韓国語の方が多いのがちょっと意外でした。ケンブリッジのKnitting Groupには、一時期中国人がとても多かったこともありましたし、中国の編み物人口はかなり多いと思いますが、単純にRavelryの利用者は少ないということなんでしょうか。韓国も編み物をする人が多いという印象があります。私が一番仲がいい編み友は韓国人ですし、彼女が持っている編み物道具は日本のものもありました。また、日本語で書かれた編み物本を何冊か持っていて(日本の編み物本には設計図やパターン図があるので、日本語が読めなくても理解できるのだそう)、韓国の編み物は日本からの影響が結構あるんだなあ、と思ったりもしました。

 そんなことをつらつらと思った、パターンの言語についてでした。
 
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